レッスンプランについて 講師対談インタビュー
レッスンの組み立て方について、どのようなことに気をつけていますか?
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レッスンプランでちょっと気になっていることがあります。
あらかじめレッスンプランを立てておいて、
生徒さんにも「これをやりますよ」って伝えてあるんですけど、
実際にレッスンをはじめてみるとその内容ができないこともあるんですよね。
レッスンを進めているうちに内容の軌道修正があったりもしますし。
動詞の変化の練習をやりますよって伝えていても、
実際は3回に1回になったりすることもあって・・・・
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わかります。
レッスンの中でそれよりも大切なことがでてきたら
そっちのほうに時間を割いてしまうってありますよね。
でも忘れているわけではないんだけど・・・。
それじゃあ次回にやろうって思ってもまた次回も時間がなかったり。
でもどうしても忘れてはいけないことは
私はレッスンプランを書いたノートに付箋をはっておいて、
これをやらなきゃ信用なくす、と思ってプレッシャーを感じながらやってます。
信頼を失うことが一番怖いですからね。
そうですね。
信頼関係さえあれば、多少、単語を知りません、ということがあっても
生徒さんには許してもらえますからね。
日本独特の文化、たとえば成人式とかお節句とか
そういうものをカード式にひいてもらって
出てきた単語を英語で説明してもらうっていうことをやったんですけど。
それで、生徒さんに「成人式」を説明してもらったところ、
それなりに説明はできたものの、
どんどん話が深くなっていって
「20歳っていうのは19歳と何が違うのか?」とか難しい話になって・・・
裁判とかそういう難しい話になってしまい、少年法とか法律系の単語が出てきて
私もわからなくて困ってしまいました。
「これは次回までの私の宿題にしてください」といって切り抜けましたけど・・・・。
信頼関係さえあれば、「これは調べておきますね」と言えば大丈夫ですよね。
ところで、難しい単語、といえば
生徒さんって、たまにすごく難しい言葉を使ったりしませんか?
講師でもちょっと「?」と思うような・・・・
たぶん、辞書とかつかって一生懸命調べてこられてるんだと思うんですけど。
I feel languid today.というので、ちょっと違和感を感じたのですが、
どうやら「身体がだるい」という意味で使っていたみたいなんです。
私がそういうときに使うのは「I’m dull today.」とかなんですけど、
彼女は一生懸命辞書を調べて、その言葉を使ったみたいです。
書いてもらっている英語日記とかでも、
辞書でひいたものが多く、私が普段あまり使わない言葉を使うことが多いんですよ。
本来であれば、日記などは辞書をひいて書いてくるのではなく、
なるべく自分自身の知っている言葉で表現するようにしてほしいんですけどね。
その方がリアルな会話に役立つと思うので。
この表現を使えばOKだと思っている人もいますよね。
でもどれくらいの頻度で使われているかとか、
その表現が日常的に使われるかどうか、とかはまでは
考えていないことが多いですよね。
そういうときは、私は電子辞書とかをその場で開いて
「その言葉はね~」とかいいながら調べて、
「こんな感じで載っているけど、(古)って書いてあるよね~」とか
「もしかしたらイギリスとかオーストラリアとかでは使われるかもしれないけど
アメリカではあんまり使わないね~」とか言っちゃいます。
何か、こちらもすぐに調べられるツールを持っておくことが必要ですね。
レッスンプランの話に戻りますが、
レッスンで使うカードってどうしてますか?
っていうのは大切だと思うので、結構作っていますね。
プリペアするのは大変ではあるけれど、
生徒さんも、やっぱりカードとかがあったほうが
楽しい、面白いと思ってくれるみたいです。
ただ、素材を集めるのが結構大変ですね。
わかりにくい写真とかを使っちゃうと
生徒さんも迷ってしまって、こちらの思惑と違う方向にいっちゃったりして(汗)
よく使うのは街中の旅行のパンフレットとかです。
そこから写真を切り抜いて使ったりします。
例えば、サバンナのライオンとか。
絵が上手だとカード作成にはすごく有利ですよね。
MAC用のオフィスソフトみたいなもので結構使えるイラストがあるんですよね。
ひざわ先生とNaomi先生の対談シリーズ
- テーマ(1): 英会話講師のやりがいとは?
- テーマ(2): 理論派の生徒にどう対応する?
- テーマ(3): 難しい「完了形」どう教える?
- テーマ(4): 勉強法「単語の覚え方は?」
- テーマ(5): レッスン予約・キャンセル対応
- テーマ(6): レッスンプラン編
- テーマ(7): 生徒との人間関係編
- テーマ(8): 生徒・講師のモチベーション術
今回、対談をいただいた2名の先生のプロフィール
蒲田エリア Naomi先生
ビギンに勤める前は大手英会話スクールで講師をされていたNaomi先生。
ビギンでの講師のお仕事はその頃と比べて格段に働きやすい!
とのお言葉をいただいています。
Naomi先生は「明るくて優しい」お人柄から、生徒様とのレッスンでも日々笑いが絶えません。
英語講師としての経験は長いにも関わらず、生徒様の声に常に耳を傾ける、努力家で勤勉な先生です。
ビギンでは新人講師の育成にあたるなど、レッスン以外の場面でもご活躍いただいています。普段は優しいお母さんです。
田園都市線エリア ひざわ先生
プロのミュージシャンでもあり、英会話講師のお仕事も兼任されているひざわ先生。
音楽業ではご自身のライブ活動に加え、音楽講師もされています。「音楽と英会話」。指導する内容に違いがあるものの、生徒さんの「上達したい!」と言うピュアな気持ち、ポジティブな思いを応援、サポート出来る事は共通しており、それがとても大事なライフワークになっているそうです。
担当生徒様からの信頼は厚く、毎回満足度の高いレッスンをしてくださることから、他の生徒様の紹介が多くある人気の先生です。