Yukiko先生 (スペイン バレンシア在住) 海外駐在帯同によりイギリス、UAE、エジプト、タンザニアでの暮らしを経て、現在はスペイン在住です。 中学校英語教員として勤務した後、英会話教室で4年間受験英語や英会話を指導しました。 海外に住んでいる間も、日本での指導経験を活かしながら地元の学生にプライベートレッスンを提供し、ここ7年間はオンライン英会話講師としても活躍中です。英語指導歴は25年以上になります。 英会話のレッスンは、「楽しく笑いながら、たくさん口を動かす」をモットーに、実戦に役立つレッスンを目指しています。 英会話の基礎になる文法、⽇常会話、そして発音などを、楽しく分かりやすく指導しています。 |
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指導エリア | オンライン |
講師経験 | マンツーマン英会話講師/英会話スクール講師:25年、オンライン英会話講師:7年、中学校教員:1年 |
資格等 | 中学校教諭二種免許状(英語)、TEFL(英語教育証明書) |
講師をはじめたきっかけについてお聞かせ下さい
中学生のころ、毎日学校から帰ると母の経営する飲食店をお手伝いをしていました。
観光地から離れた田舎だったのですが、当時、外国からのお客様が立ち寄ることがよくありました。
「学校で英語の勉強しているんだから、お客さんに英語で説明して!」と母に強いられて、片言の英語で四苦八苦しながらメニューの説明などをした経験が多くあります。
お店で使う「どうぞ」や「テーブルを片付けていいですか」などは英語でどう言うんだろう、もっと英語が話せればいろいろなこと尋ねることができるのになどと、英語の大切さを痛感したことで、英語に興味を持つようになりました。
異なる言語を話す人同士が、「英語」という共通の言語を使うことによって意思疎通ができる…これは本当にものすごいことですよね。
もっと英語への理解を深めたい、英語を使ってコミュニケーションをとる楽しさを他の人にも伝えたいと考え、英語科のある短大に入り、英語教育を副専攻しました。
卒業後は臨時教員として中学校で英語を教えていたのですが、当時の文法中心の教育ではコミュニケーション力を身につけることができないと、もどかしく感じることが多くありました。
この経験から、英語で意思疎通することの楽しさを多くの人に伝えたい、コミュニケーション能力を向上するお手伝いをしたいと思うようになり、「英会話」の講師になることを決めました。この気持は今も変わらず、一生続けていきたいライフワークです。
どんなレッスンをされていますか
どのような目的であっても、英語で意思疎通ができるようになる・コミュニケーションをとれるようになるということがコアになりますので、自分の言いたいことを表現できるようになるように基礎文法を理解していただき、発音やリスニングの力をつけていただくことは共通になります。
特に発音は、正しい言葉やフレーズを使っていても、間違った発音だと相手に分かってもらえません。
私自身の経験から学んだ日本語の発音と英語の発音の違いを、発音記号を使いながら説明をいたします。
また、生徒さんが英語・英会話を学ぶ理由は、TOEICのスコアを上げたい、海外生活で困らないようになりたい、ビジネスで必要な会話力を身につけたいなどそれぞれ違います。
ですので、まずは短期的・長期的な目標について話し合い、理解した上で、ひとりひとりの現在のレベルや目的に合ったレッスンプランを作成します。
例えば、自分自身や配偶者の海外赴任のため、海外生活をすることになった方へのレッスンの場合。
その国で生活する際に出くわすさまざまな場面を想定し、独特の表現法や使い回しのきくフレーズなど、実践で使えるものをロールプレイを通して練習します。
その生徒さんにより、必要となることや優先順位は異なりますので、ご要望に沿ってカスタマイズします。
また、その国の文化やタブーなど、暮らす上で知っておいた方がいい情報などもレッスンに取り入れています。
日常会話の場合は、自分の趣味や興味のあること、時事問題や日本文化など、幅広い内容を英語として自然な表現で話せるようになるよう、テーマ別に練習します。
また、「会話」は、一方的に自分のことを話すだけではなく、相手の話にも耳を傾け、必要に応じ質問したりコメントしたりするスキルも必要になります。
ロールプレイとテーマ別ショート・フリートークを通じて、リスニングの力と実践的な会話力を身につけます。
ビジネス英語の場合は、スピーキングやリスニングに加え、ライティングの力が必要になります。
正しい文法を使って即座に英文を組み立てられるようになるための英作文トレーニング、ビジネスメールやクライアントとの会話に必要なフレーズや単語の用法などを指導します。
即座にアウトプットするスキルを身につけます。
レッスンで心がけていることはありますか?
多くの生徒さんは、特にレッスン開始初期はとてもナーバスです。
間違っているかもしれないから答えたくない、笑われたくないから言いたくないと思っている方も多くいます。
私自身も、以前はそうでした。
ですが、間違えたということは、自分の言いたいことを伝えるために、頑張って自分の言葉で言ってみたという証です。
間違っても当り前、間違ってこそ新しいことが学べるということを、生徒さんに伝えることができるよう努めています。
私はポジティブなタイプですので、いつも前向きで、気軽に話し質問できる雰囲気を作るよう心がけています。
ご自身はどうやって英語を身につけたのですか?
最初は英会話フレーズ集などを購入し、丸暗記しようとしたのですが、全くダメでした。
短大時代は、できる限り外国人講師と話すようにしていたのですが、文法などはかなりひどかったのではないかと思います。
中学校で英語を教え始めたことが、英語上達のきっかけでした。
中学生に英語を教えつつ、自分自身の英文法の基礎を固めたことにより、リーディング、ライティング、スピーキングの力がかなり付いたと思います。
この頃に、英語でひとり言を言う、頭の中でいろいろなシチュエーションを想定し、空想上の会話をしてみるという練習を始めました。
ランダムにこのような練習をしてみたことで、この場で何て言ったらいいか分からないということが明確になりました。
英会話教室で働き始めてからは、新聞や小説などを英語で読むようになり、単語やフレーズのレパートリーを増やすようにしました。
海外に渡ってからは、日本人の発音に慣れていない人には私の英語が分かってもらえないということを実感し、シャドーイングでイントネーションや母音の発音などを練習しました。
また、恥ずかしいと思う気持ちを捨て、多くの人と会話をするよう努めました。
これから英会話をはじめようと思っている生徒さんへ、一言お願いします
間違えたくない、恥ずかしいという気持ちは捨ててしまいましょう!
英会話=(イコール)コミュニケーションです。
伝えたいと思う気持ち、理解したいという意欲がなによりも大切です。
目的をもってそれに向けて努力すれば、話せるようになります。
ぜひ英語をツールとして使って、自分の世界を広げてください!