しなこ先生 英語は難しい、苦手・・・よくわかります。 学生時代、英語は私の得意科目ではありませんでした。 英語をコミュニケーションの手段として使うようになった今、世界が広がりました。 皆様とそんな気持ちを分かち合い、一緒に学習しながら英会話の楽しさも実感いただければと思います。 |
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指導エリア | 地下鉄東西線 東陽町~早稲田、地下鉄日比谷線 上野~六本木エリア等 |
講師経験 | マンツーマン英会話講師:3年、英会話スクール講師:2年、ボランティア講師:2年 |
指導可能クラス | 日常英会話、ビジネス英会話、旅行英会話、発音、TOEIC、英検、文法等 |
資格等 | TOEIC 885点、英検準1級 |
講師をはじめたきっかけについてお聞かせ下さい
アメリカでの留学を終えてから、長く企業で勤務をしていました。何度か転職をしたのですが、日系・外資系を問わずどの企業でも英語の重要度が増してきて、今まで英語に縁のなかった人たちが、四苦八苦しているのを目の当たりにしました。
高校までは英語を学んでいるはずなのに、実用的な会話ができない・・・仕事でなくても、「話したいのに話せない」ともがいている人は私が思う以上に存在するかも・・・。
う~ん、もしかしたら私がこれから世の中のお役に立てるところかもしれない!と思い、ちょうど第二のキャリアを模索してところで、「それは英語講師になること!」との結論となり、現在に至っています。
どんなレッスンをされていますか
まずは、基本的な構文・文法をしっかり自分のものにして、最終的には「使える」ように、単語を置き換えて繰り返し練習を行います。
単純に「覚える」のではなく、質問に対し瞬間的に答える力をつけることが大切です。
そして一度学習したものは、折に触れ会話に紛れ込ませ、実際に使えるようになっているかどうか確認をするようにします。
その繰り返しにより、知識が蓄積され、会話の幅を広げることにつながります。
またリスニング力を養うという点でも大事な、英語らしい話し方、も学習します。
例えば、want to(~したい)はアメリカではwannaと発音するのですが、知らないと何を言っているのか聞き取れません。
初心者の方の中には「話せないのにそんなかっこつけた言い方できない・・」と躊躇される方もいらっしゃいますが、知識としてはぜひ知って頂きたいのです。
目的別には、【ビジネス英語】が必要な方にとっては基本的な構文の学習はもちろん、それ以外にもTPOに応じた英語の知識(会議、ランチでのフリートーク、タブーな内容など)というのも役に立ちます。
私の経験からそんなこともお話しするように心がけています。
【海外旅行や外国の方と会話がしたい】という方には、学習した構文を使う具体的な状況をお伝えします。せっかく習ったのに、どんなときに使うのかわからない!ではもったいないです。
もちろんレベルに応じてテキストや学習内容の難易度も変え、学習者さんに合わせ無理のない速度で進めるようにします。
これまで教えた経験の中で一番印象に残った出来事を教えてください。
「英語を始めたのは、周りがやっているから」というなんともつかみどころのない目的で学習スタートした生徒さんがいらっしゃいました。
レッスンを重ねるごとに「実は今の職場に不満があり、転職したい。できれば外資系に」ということを話してくださるようになり、じゃあそこに向けて一緒にがんばりましょう!と俄然2人で熱くなり、それからはご本人の力の入れ方が変わり、私に対して信頼して話をしてくれる、という実感をもつことができました。
いろいろなことをお話しして頂けるように、レッスンを通じて学習者さんから信頼を得る大切さを学んだ瞬間でした。
レッスンで心がけていることはありますか?
講師の一方的な説明に終始しないこと。会話のレッスンであれば当たり前のようですが、日本人同士であるがゆえに、あれもこれもと説明したくなる、そして聞きたくなるのが人情。でも大事なのは学習者さんが口を動かし、言えるようになることです。
講師をしていてよかったなと思うことはなんですか?
「レッスンが楽しい」「ありがとう」というお言葉を頂くときはもちろんですが、直接的にコメントを頂かなくても、楽しんでいる、上達している、と実感できる瞬間はほんとうに嬉しいです。
具体的には、発話をする時に目線をあわせず声が小さかった学習者さんに、「発音もよくなっているし、正確な文法を使えてますよ」、とポジティブなアドバイスを繰り返し差し上げたところ、自然に目を合わせ、声も自信のあるトーンに変わっていきました。よかった・・・と心底感じました。
ご自身はどうやって英語を身につけたのですか?
どういうわけか幼稚園のときに、親が近所のラボ英語教室に通わせてくれて、それが私の英語人生の始まりでした。
学生時代は誇れるほどの学習歴はなく、好き!という教科でもありませんでしたが、これまた親の後押しでアメリカの大学に留学しました。
そこからが私の本当の英語学習の歴史のスタートでした。
とにかくすべての教科が英語で行われるので、英語そのものより英語でなにかを理解するということが必須で、持参した辞書で単語を調べ、テキストの文章に戻り全体を理解するということの繰り返し。
帰国後就職し、それまでとは異なるビジネス英語が必要となってきました。
参考書を読んだり、ネットが普及し始めると、様々なサイトからそのときに求められた内容に合いそうなものを拾ってくるなど、どうにか格好つけて切り抜けました。
講師を始めてからは基礎文法からじっくり勉強するなど、基本に立ち返っています。
過去を振り返ってみてわかることですが、その時々に必要なことを、受身でなく自ら調べ、取り込んでいく、という方法で英語を身につけていったのかと思います。
英会話上達のコツがあれば教えてください。
一夜にして英語が話せる!というのは難しい話で、やはりコツコツが一番です。まずは学習したことは復習をして、自分のものにする・・・これがなに大事です。
そして、レッスン以外でもアウトプットする場面を自分でも探してみるのも一案です。
街中には外国からのお客様がたくさんいます。
おもてなし、の精神とともに勇気をもって話かけてみるのもよいかもしれませんね。
これから英会話をはじめようと思っている生徒さんへ、一言お願いします
学生時代、私は英語が得意ではありませんでした。
だから、英語が苦手、英語は難しい、という気持ちはとてもよく理解できます。
でも、皆さんが自然に日本語を使っているように、英語もまたコミュニケーションの道具なのです。英語が楽しいな、と思えるように一緒にコツコツと学習して行ければと思います。世界を広げましょう!