watch、see、lookはどれも「見る」という意味がありますね。
ところが、使い方にはそれぞれ違いがあります。
Watch:意識して~をじっと見る
まず、【watch】から。
【watch】は『意識して~をじっと見る』『観察する』という意味があります。
「私は毎日3時間くらいテレビを見ます。」
I watch TV for about three hours every day.
I watch TV for about three hours every day.
この様にテレビのようにじっと見るものはwatchを使います。
また、watchには『~に気をつける『~に注意する』という意味もあります。
「車に気をつけてね」
Watch out for cars.
Watch out for cars.
特に動きのある物を注意して見るときはwatchを使います。
See:見える、目に入ってくる、理解する
次は【see】です。
見える、目に入ってくる
【see】は『見える』『目に入ってくる』という意味です。
つまり、じっくり見るのではなく、自然に目に入る状態です。
「そこできれいな景色を見ることができます」
We can see a beautiful scene there.
We can see a beautiful scene there.
映画館で映画を見る場合もseeを使います。
「私は1週間で3本の映画を見ます。」
I see no less than three movies in a week.
I see no less than three movies in a week.
映画に関しては、「じっと見る」という意味では、
watchを使うこともできます。
seeには『~に会う』という意味もあります。
「彼に昨日会いました。」
I saw him yesterday.
I saw him yesterday.
理解する
もう一つ、seeには『理解する』という意味もありますね。
「私の言っていることがわかりますか?」
Do you see what I’m saying?
Do you see what I’m saying?
Look:目を向ける、見る
最後に【look】です。
【look】の基本的な意味は『目を向ける』『見る』で、
日本語で考えるとwatchやseeとの違いがわかりませんね。
では、例文で見てみましょう。
「ホワイトボードを見てください」
Look at the whiteboard.
Look at the whiteboard.
「彼女は彼を真剣に見つめた。」
She looked at him seriously.
She looked at him seriously.
watchと少し似ていますが、lookの方は動かない物を見る感じです。
まとめ
watch | しっかり意識して注視する時に使う。 特に、見ている物が動いたり変化したりするとき。 |
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see |
視界に自然に入ってくるものを見るときに使う。 広い場所で景色などを見るとき。 |
look (at) |
何かを意識的に見ようとするときに使う。 どちらかというと、静止しているものを見るとき。 |
こんなときはどうする?
次のような時はどの動詞を使いますか?
【問題】「サッカーの試合を見るのはわくわくする」
この場合は、サッカーをじっくり見ている感じがします。
では、次のようなときはどの動詞を使いますか?
【問題】「サッカーの試合を見に行こう」
こうすると、広いグラウンドの観客席で遠くから見る感じです。
つまり、どのように見るのかで使う動詞を変えれば良いのです。