歯が抜けたときのアメリカの風習

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子供の頃、誰もが経験する乳歯から永久歯への生え替わり。
小さな子たちがニーっと笑うと前歯が抜けていてすき間が空いているのを見ると、
かわいくてつい笑ってしまいます。

ところで、あなたは歯が抜けたとき、その抜けた歯をどうしましたか?
私の場合は、下の歯が抜けたときは、屋根の上めがけて放り投げ、
上の歯が抜けたときは、床下や縁の下に投げました。
そうすると、後から生えてくる永久歯が丈夫になると言われて育ちました。

地方によっては、そのやり方は違うかもしれませんが……。

アメリカでは、どうも違う風習があるようです。
その抜けた歯を、夜寝るときに、自分の枕の下に入れておくのです。
すると、眠っている間に妖精がこっそりとその歯を取りに来て、
そのお礼として「コイン」や「プレゼント」を置いていってくれる、というのです。
知り合いのアメリカ人は、このコインは1クオーター(25セント)と言っていました。

メキシコやスペインでは、アメリカと同様に枕の下に入れますが、
交換してくれるのは妖精ではなくてネズミとのことです。
国によっては、記念に取っておいたり、ペンダントやキーホルダーにしたりと、
さまざまなようです。

「歯の妖精」は英語でtooth fairyといいます。
ところで、tooth fairyは、子供の歯を枕の下からどこへ、
何のために持って行くのでしょうか。

実際は、両親がどこかに隠し持っているか、庭などに捨ててしまうのか……。
本当はどうするのでしょうか。
などと夢のないことを考えてしまうのはよくありませんねぇ。

「おとぎ話」はfairy taleといいます。
妖精が乳歯をコインやプレゼントに交換してくれる、という話は
このfairy taleとして絵本にもなっています。
是非、アマゾンで検索してみてくださいね!

そういえば、子供の頃の友達に、
妖精のための家をお菓子の箱の中に作っていた子がいました。
彼女は、そこに妖精が住んでいるんだと言っていました。
「妖精」は、あなたのすぐそばにもいるかもしれませんよ!

子供には、たくさんの夢や希望を与えてあげたいものですね!