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英会話ビギン講師、田園都市線エリアのユキコです。
TOEICのリスニングスコアをアップする
実証済みの勉強法です。
以下のエクササイズを繰り返し行ってくださいね。
■シャドウイング
⇒英文が聞こえてきたら、
文節(区切れ)でCDを止め、
すかさず聞こえてきたものをリピートする。
この時、スクリプトを見ずに
聞こえてきた音声そのままに
リピートするのがポイント
■オーバーラッピング
⇒英文を流し、スクリプトを見ながら
音声にかぶせて同時に発音する。
では、TOEICの問題集を使ってできる、
具体的な勉強法についてご紹介します。
Part I (写真描写)
(1) 写真を見て、聞こえてきそうな英文を作る(想像する)
(2) 問題を解く
(3) 英文を聞き、シャドウイングをする
(4) オーバーラッピングをする
(5) 知らなかった単語、熟語を単語帳にまとめ、反復して覚える。
Part II (応答問題)
(1) 問いかけを聞いて、答えを想像する。
(2) 問題を解く
(3) 単語、熟語を確認
(4) Part Iの③~⑤ をする
Part III (会話問題)
(1) CDを流す前に問題を見て
(混乱するのでこの時、選択肢は見ない)
これからどんな会話を聞くか、想像する
(2) 問題を解く
(3) 答え合わせの前にどんな会話だったか
流れをできる限り思いだそうとする。
(4) 答え合わせをし、スクリプトを見ながら
会話文の答えのヒントとなっているところに
アンダーラインをする。
(5) 単語熟語を確認して、もう一度解き直しをする。
(この時、余裕が出てくるので、英語特有のイントネーション
会話の調子を楽しみ、場面を想像しながら、聞く)
Part IV
Part IIIと同じ
以上の手順を、
TOEIC 初心者 = 1題ごとに
TOEIC 中級者 = 数題ごとに
TOEIC 上級者 = Partごとに
すると効果的です。
そして、上記の練習とは別に、時々、
通しで、各パートを一気に解く練習をします。
上にご紹介した練習法が効果的なのには、
理由があります。
■理論的背景:リスニングのメカニズム■
人間は
■Top- Down skill
(全体の意味から細部を想像しながら
聞こえてきたものを理解する)
■Bottom-Up skill
(音声の細部=一つ一つの音を聞き取ることにより、理解する。)
という二つの能力を駆使しながら、あるいは
二つの能力を相互に刺激しあいながら、
聞こえてきた音声を理解するのです。
上の練習で、聞こえてきそうな英文を想像したり、
どんな英文を聞いたか思い出そうとしたり、というのは
■Top-Down skill を刺激
単語熟語を確認して聞き直しをしたりするのは
■Bottom-Up skill を刺激
しています。
実際に問題を解く時も、この二つの
skill を使っている、と意識してください。
つまり、個々の音を聞き取ろうとしつつ、
聞き逃したときは、焦らず、全体の意味が
アバウトにつかめればいいや、と開き直る、
という2点を、頭に置いておく、ということです。
「戦略がわかれば、越えられない山はなし」
自分自身の目標としているスコア目指して
頑張りましょう。