英語を話したり、書いたりするときに、時制を意識していますか？伝えたいことが、過去のことなのか未来のことなのかを、はっきりと示すことで、的確に相手に内容を伝えることができます。
では、それぞれの時制についてみていきましょう。どのような場合にその時制にするのかを意識して読んでみてください。
現在形
◆日常的に何かをしている時や、現在その様な状態である時
例）
・I go to the office by 9:00a.m.
「私は午前9時までに会社へ行きます。」
＊by「～までに」
・She wakes up early in the morning every day.
「彼女は毎日朝早く起きます。」
・I live in Tokyo.
「私は東京に住んでいます。」
・They are not good at exercise.
「彼らは運動が得意ではありません。」
＊be good at～「～が得意だ」
・Do you know her?
「あなたは彼女のことを知っていますか？」
現在進行形
◆今そのことを行っている最中である時や、まさにそのことに取りかかろうとしている時
例）
・We are studying English at home now.
「私たちは今、家で英語の勉強をしています。」
・She is jogging in the park.
「彼女は公園で走っています。」
・They are eating lunch at that restaurant.
「彼らはレストランで食事中です。」
・We are arriving at Haneda airport.
「私たちはまさに羽田空港に到着するところです。」
・They are leaving their homes.
「彼らはまさに家を出発するところです。」
過去形
◆過去の出来事、状態を表します。
例）
・She moved there 10 years ago.
「彼らは10年前にそこへ引っ越しました。」
・My father was born in Setagaya ward in 1980.
「私の父は1980年に世田谷区で生まれました。」
＊ward「区」
・When I was 15 years old, I went to that place.
「私は15歳の時、その場所へ行きました。」
・I stayed up late last night.
「私は昨夜遅くまで起きていました。」
＊stay up late「遅くまで起きている」
・There was a small stationer over there.
「あそこに小さな文房具店がありました。」
＊stationer「文房具店」
・I went to the department store the day before yesterday.
「私は一昨日デパートへ行きました。」
＊the day before yesterday.「一昨日」
過去進行形
◆過去のある時点で行われていたことを表します。
例）
・She was watching TV when I visited her room.
「私が彼女の部屋を訪れたとき、彼女はテレビを見ていました。」
・I was taking a bath when the earthquake occurred.
「地震が起きたとき、私はお風呂に入っていました。」
＊earthquake「地震」
＊occur「起こる」
・I was sleeping at that time.
「その時私は眠っていました。」
・When the phone rang, he was not there.
「電話が鳴った時、彼はそこにいませんでした。」
＊rang「ring（鳴る）の過去形」
未来形
◆未来のことを考えて表現するとき
例）
・I will visit there next month.
「来月そこへ訪問します。」
・They will come here soon.
「彼らはすぐにここへ来るでしょう。」
・She will not do that tomorrow.
「彼女は明日、それをしないでしょう。」
・I’m going to start it.
「私はそれを始める予定です。」
・We are going to get a new house nest year.
「私たちは、来年新しい家を買う予定です。」
現在完了形
◆完了、経験、結果、継続の4つの意味があります。
単なる過去のことを表すのではなく、そのことが現在はどうなっているのかも表すことができます。
完了
・I have already finished my work.
「仕事はすでに終えています。」
＊ある過去の時点で仕事が終わっていて今は仕事をする必要がないことを表します。
・They haven’t done it yet.
「彼らはまだそれをやっていません。」
＊yetは否定文では「まだ」の意味
経験
・He has been to America.
「彼はアメリカへ行ったことがあります。」
＊「行ったことがある」の時は、gone(goの過去分詞)ではなくbeen(beの過去分詞)を使います。
・We have visited Kyoto several times.
「私たちは京都へ数回行ったことがあります。」
＊several times「数回、何度か」
・I’ve never done it.
「私はそれをしたことがありません。」
結果
・She has lost her passport.
「彼女はパスポートをなくしてしまいました。」
＊パスポートをなくしてしまい、その結果手元にない状態です。
・You have gone to New York.
「あなたはニューヨークへ行ってしまいました。」
＊ニューヨークへ行ってしまって、今は日本にいない時などに使います。
継続
・I have lived in Osaka for 12 years.
「私は12年間大阪に住んでいます。」
＊12年前に住み始めて、今もそこに住んでいることを表します。
・She has studied English since she was a junior high school student.
「彼女は中学生の時からずっと英語を勉強しています。」
＊継続には、for「～の間」やsince「～からずっと」が使われることが多いです。
これらの時制のほかに、未来進行形、過去完了形、未来完了形、現在完了進行形、過去完了進行形、未来完了進行形があります。英語の時制は全部で12種類あります。
ただ、普段の会話でよく使うのは、ここで紹介した6つの時制です。ここで紹介した時制をまず理解して、使えるようになってから、次の段階へと進むとよいと思います。
