オリンピック開催時、東京にはトップアスリート達、関係者、観戦者が世界中から集まります。
一つの都市がこんなにインターナショナルになる機会は他にありません。
英語でボランティアに興味はあるけれど、英語力には自信がない人も多いようです。
普段都心で働く人も、英語が必要になるのではと心配に思う人もいるでしょう。
今回は公共交通機関で働く人たちに役立つ英語をいくつか紹介します。
そうでない方も外で困っている人を助けてあげられるようなフレーズを紹介しますのでお付き合いください。
1. タクシーの運転手と英語
英語圏以外を旅行すると、タクシーの運転手の英語の流暢さに驚くことがあります。
どうやって英語をみにつけたのかと聞くと、「運転中や昼食中に車内でCDをひたすらきく」「実際に海外のお客さんがきたら実践の場として自分からどんどん話す」のだそうです。
耳で身に着けた英語ですから、流暢です。ただ読み書きはNGだそうですが・・・。
Hello. How are you today? などの簡単な挨拶だけでも印象はずっと良くなるはずです。
それでは挨拶以外のフレーズをご紹介します。
タクシー運転手の英会話例
「どちらへ?」 Where to?
「荷物はトランクにいれますよ」 I’ll put your luggage in the trunk.
「前に座っていいですよ」 You can sit in front.
「ドアは自動で開きます/閉まります」 The door will open/close automatically.
「こちらで(このあたりで)よろしいですか?」Is this area ok? / Is here ok?
「着きました」 We’re here. / This is it.
「忘れ物のないように」Do you have everything?
他にも簡単な雑談にも挑戦してみましょう。
「どちらから来られました?」Where are you from?
「その国には行ったことがないです」I’ve never been to that country.
「~はどんなところですか?」 What is ~like?
「フライトはどうでした?」 How was your flight?
※How was your flight? 空港から行き来する観光客に使える高頻度フレーズです。
日本人はついつい「日本は好きですか?」「日本のどこが好きですか?」「日本料理はどうですか?」という質問を外国人にしがちですが、外国では相手の国について尋ねる方が一般的ですし、自分の国に興味をもってもらえていることは嬉しいことでもあります。
お客さんのやってきた国や文化について興味をもって接してみましょう。
余裕ができたら簡単な観光案内をしてみましょう。
「右/左に~が見えますよ」 You can see ~ on your right/left.
「まもなく右/左に~が見えますよ」You’ll (can) see ~on your right /left in a moment.
「あれは~です。」 That’s ~.
タクシーの運転手は他の交通機関のスタッフとは違い、会話の量を選ぶことができます。
お客さんが乗っていない時間帯など、車内で声に出して練習することもできます。
一度英語でシュミレーションしてみてください。
最後にHave a nice day.を忘れずに。
はじめは意識しながら言うフレーズも、毎回繰り返すことで無意識にいえるようになってきます。
2.バスの運転手と英語
バスの乗り方は国どころか地域によっても様々です。
普段乗り慣れていない路線は日本人でもわかりにくいことがあります。
観光客だとなおさらです。英語で助けてあげられたらいいですね。
バスの運転手の英会話例
「後ろから乗ってください」Please get on (board) from the rear door.
「前から降りてください」 Please get off from the front door.
「料金は降りるときに支払ってください」Please pay when you get off.
「~に着きましたよ」We are at ~.「小銭はこちらに入れてください」Please put the coins in here.
「大きなお札はこちらにいれてください」Please insert the bill.
「お釣りをとってください」Please get the change.
「降りる場所がアナウンスされたら近くのボタンを押してください」
When you hear the destination announced, press the button nearby.
「降りる場所が近づいたら声をかけますよ」
I’ll let you know when we get closer.
3. 鉄道職員と英語
観光客が最も利用するのが便利な日本の鉄道。
都内観光地区の駅員であればオリンピックでなくても普段から英語を利用する場面が多いのではないでしょうか?
こちらは場面別にフレーズを紹介します。
切符売り場から改札まで
「A駅からB駅まででよろしいですか?」You want to go from A to B, right?
「英語案内に切り替えられます」You can change the language to English.
「ICカードにチャージして利用できます」You can add funds to this card to use instead of buying individual tickets.
「パネルにタッチして進んでください」Touch the card to the panel and walk through the gate.
「切符はこちらに差し込んで、出てきたら抜いてください」Insert your ticket here and take it when it comes out.
乗車と乗り換え
「次のA駅行きは8:50に6番線から発車します」The next train for A leaves at 8:50 from track 6.
「次の電車は3分後に発車です」The next train leaves in 3 minutes.
「B駅でC線に乗り換えてください」You’ll need to change the trains for the C line at B.
「エレベーターはホームのずっと奥にあります」The elevator is further down the platform.
「エスカレーターはホームの真ん中にあります」The escalator is in the middle of the platform.
緊急事態
「強風の為電車が遅れています」Trains are delayed due to strong winds.
「人身事故の為電車は運転見合わせです」Trains are currently stopped due to an “accident”.
「非常停止ボタンが押されたため電車が一時的に止まっています」Trains have been stopped temporarily because the emergency button has been pressed.
「ここからA線でもB駅に着くことができます」 You can get to Station B by taking the A Line from here as well.