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「ごゆっくり」を英語でいう場合の注意をまとめました。
「Take your time.」に「大丈夫」の一言そえるだけで、英会話上級者になります。
「ごゆっくりどうぞ」を使う様々なシチュエーションをあげて、どう言ったらいいのか例文を紹介します。
「ごゆっくり」は英語でなんていうのでしょうか?
「Take your time.」と言います。
直訳すると「時間を取ってください」になりますが、自分のペースでいいよ、急がなくてもいいよという意思を伝えたい時に使います。
例えばこのように使います。
状況:上司が会議に来られるかを確認するとき
あなた:Can you come to the meeting next Thursday?
上司:I need to check my calendar, sorry one moment.
あなた:That’s all right.Take your time.
(翻訳)
あなた:来週の火曜日の会議にこれる?
上司:スケジュールを調べるからちょっと待って。ごめんね
あなた:大丈夫ですよ。ごゆっくりどうぞ。
この場合は、相手がスケジュールを見るためにあなたを待たせることに対し謝っています。
そこで、何かを言わなければいけないのですが、「Take your time. 」と言うだけでなく、相手が謝ったのですから、「That’s all right.」「大丈夫ですよ。」をはじめに言ってあげるととても感じがよくなります。
Take your time.は目上の人に使っていいの?
「ごゆっくりどうぞ」を目上の人に使ってもよいのでしょうか?
次の例文を見てみましょう。
状況:上司の靴紐がほどけたとき
上司:My shoelace is untied, one sec.
あなた:No problem. Take your time.
(翻訳)
上司:靴紐がほどけちゃった。ちょっと待って。
あなた:大丈夫ですよ。ごゆっくり。
「take your time.」に「No problem.」「大丈夫だよ。」や「No worries.」「気にしないで。」をつけることで、上から目線の表現ではなくなるようです。
高齢者にドアをあけたときにTake your timeは失礼???
英語圏では、ドアをあけてあげることが当たり前になっています。
相手が少し離れたところにいても、ドアを開けて待っていてることもあります。
状況:あなたが少し離れたところにいる高齢者のためにドアを開けて待っている時
高齢者:Sorry, dear!
あなた:That’s all right. Take your time.
高齢者:ごめんね。(歩くのが遅くて)
あなた:大丈夫ですよ。ごゆっくり。
もし、高齢者に何も言われていないのに「Take your time.」と言った場合は、失礼にあたるそうです。
ゆっくりと歩いている高齢者に「あなたのペースで!」とわざと皮肉っているように聞こえる時もあるそうです。
ゆっくり歩いていることに対し「ごめんなさいね。」と謝られた時のみに「Take your time!」「ゆっくりでいいですよ」を使いましょう。
この状況でも、大切なことは「大丈夫ですよ。」「気にしないで。」を意味する言葉を添えることです。
その言葉を付け加えだけで、格段に印象が良くなります。
マイペースでいいよと言っているのではなく、高齢者の方の時間を尊重している印象になります。
ごゆっくり~Take your time.の使い方まとめ
(1)「ごゆっくり~」は「Take your time」と言います。
(2)必ず、大丈夫ですよ「That’s all right 」などの相手を安心させる一言を付け加えましょう。
(3)目上の人に使う場合の注意点としては、ご高齢の方に使うとき(ゆっくり歩いているときなど)は皮肉に聞こえることがあるので覚えておきましょう。
ゆっくり歩いている人、作業に時間がかかる人に「Take your time.」とあえて言うのは嫌みに聞こえることがあることに注意してください。
相手が謝ってきた時や、「ちょっと待って」といってきた時にだけ使いましょう
状況によって、「Take your time.」のニュアンスが変わることがわかりましたか?
様々な場面で正しく使えるようになればいいですね。