「乗り物に乗る」の「乗る」はride、take、get on、catchのどれを使うの?

「乗る」の言い方が色々あってよく分からない。という声を耳にします。

どれもみな「乗り物に乗る」というときに使うことができます。

では、違いは何なのでしょうか?

電車に乗るということに焦点を当てて考えてみましょう。

「乗ろうとする動作」=get on

人が乗り物に「乗ろうとする動作」を表す時は、get on を使います。

I got on the train at 7:30 a.m.
「私は午前7:30に電車に乗りました。」

「すでに乗っている時の状態」=ride

電車に「すでに乗っている時の状態」を表す時は、ride を使います。

While I was riding in the train, I met him.
「電車に乗っているときに、彼に会いました。」

「降りる動作」=get off

そして、「電車から降りる動作」を表す時は、get offを使います。

I got off the train at 6:00 p.m.
「私は午後6時に電車を降りました。」

では、takeはどのような時に使うのでしょうか?

take=「動作」と「状態」の両方

takeは、get on(乗ろうとする動作)とride(すでに乗っている時の状態)の両方を意味します。

[ get on] →   [ride]   →   [get off]

[take]→→→→→→→→→

I take that train every day.
「私は毎日その電車を利用します。」

では、catchはどうでしょうか?

「間に合う」=catch

catchはもともと「捕まえる」という意味ですね。

そのようなところから、「電車に間に合う」という意味合いを持っています。

I ran to catch the train.
「その電車に間に合うように走りました。」

まとめ

get on 乗ろうとする動作
ride すでに乗っている時の状態
get off 降りる動作
take get on(乗ろうとする動作)とride(すでに乗っている時の状態)の両方
catch 間に合う

英語という言語を学習していると、日本語にはない「時系列」の正確さがよく表現されているな、と感じます。

私たち日本人は、ただ「乗る」という言葉だけでget on、ride、take、catchの全ての意味を表すことができてしまうのですね。

このように、日本語では1語で言い表せることが、英語では別の言い方で表現しなければならないことがあります。