環境汚染問題を考慮して、ストロー(straw)やレジ袋(plastic bag)を使わないようにしようという世界的な動きがあります。
もともと、日本は海外と比べると、ストローやレジ袋などの使用量は多いようです。
さて、この「ストロー」について取り上げたいと思います。
strawの意味
もともとは、名詞で「わら、麦わら」という意味です。
古代エジプトで、手作りのお酒を飲むときに使ったということです。
お酒といっても、濁ったお酒の残留物(モミなど)が浮いていました。
それを一緒に飲み込まないために、ストローの先に網の様なものをつけて使っていたようです。
straw hatとstraw hut
「straw hat」は、「麦わら帽子」ですね。
これと発音が似ているものに、「straw hut」があります。
hatは[hæt]で、[a]の部分は「ア」と「エ」の中間音ですが、hutは[hʌ́t]で[u]の部分はとがった「ア」です。
「straw hut」は「わらでできた小屋」という意味です。hutは「小屋」です。
Do you have a straw hat?
「麦わら帽子を持っていますか?」と言おうとしたら、
Do you have a straw hut?
と発音したら、「あなたはわらでできた小屋を持っていますか?」となってしまいます。
straw man
straw manには、「かかし=scarecrow」という意味があります。
その他に「つまらない人」「弱くてあてにならない人」という意味もあります。
「オズの魔法使い・The Wonderful Wizard Of Oz」に登場するあのかかしを思い出します。
そこに登場したかかしは、一見弱くてあてにならない感じでしたね。
straw rice bag
麦でできた米袋、つまり「米俵」です。rice baleとも言います。
straw doll
straw dollは、「わら人形」です。
わらを束ねたり編んだりして人の形を作った人形です。
「わら人形」と聞くと、くぎで刺して人を痛めつけるための呪いの人形をイメージする方もいるかもしれません。
もともとは、死者を埋葬するときに用いられたものだそうです。
今では、わらを使って可愛いお人形さんを作ったものもたくさんあります。
straw wedding
結婚2周年のことを「わら婚式・straw wedding」と言います。
銀婚式や金婚式は知っていても、結婚2年目に名前が付いていたとは驚きですね。
結婚してまだ2年目ですから、「わら」のようにもろいイメージがあるからでしょうか。
でも、その逆に年数が長くなれば、本当に二人の関係はより固くなるのでしょうか。
そのようになるのかどうかは、その二人次第ですね。
先日、あるカフェへ行きましたら、プラスティックだったストローが紙製のものに変わっていました。
プラスティックごみを減らすための企業の努力を感じました。