新型コロナウィルス禍の昨今、ニュースで聞く単語もカタカナ英語がとても多くなりましたね。
「3密・3 Cs」を避けるために私たちが心掛けなければならないのが、「ソーシャルディスタンス」を保つことだと言われています。
3 Csはclosed spaces, crowded places, close-contactの頭文字を取ったものです。
ソーシャルディスタンスとは?
「social distance」は「社会的距離」です。
う~ん「社会的距離」ってよくわからない、と思いませんか?
実際、英語圏では、「social distancing」と「distance」を動詞として使い、その状態を形成すること、として使われています。
「distance」には、名詞で「距離、間隔、へだたり」の意味と、動詞で「(人を~から)遠ざける」「距離を置かせる」と意味があります。
「social distancing」には、「対人距離を確保すること」「感染症対策において、人と人の距離を開け、接触機会を減らすこと」という意味になります。
英語で表現をするときは、「social distancing」を使った方がいいでしょう。
例)
It’s very important to practice social distancing.
「ソーシャルディスタンスを実行することは、とても重要なことです。」
*practiceは「(習慣的に)実行する、実践する」という意味です。
何度もこの言葉を聞いていると、私たちもなんとなくしみついてきますね。
フィジカルディスタンスとは?
「physical distance」は「物理的距離」です。
またこれもわかりにくいです。
これも英語圏では「physical distancing」と言うことが普通です。
「physical」には、「身体の」「物質の」物理的な」という意味があります。
「social distance・社会的距離」というと、なんだか、社会から切り離されたイメージがする、と感じた人たちが別の言葉で表現したものです。
でも、意味合いや使い方はほぼ同じだととらえて良いと思います。
「3 Cs」を避けるために行うことです。
「隔離する」と「検疫する」は同じ単語です
どちらも、「quarantine」(クウォランティン)を使います。
豪華客船ダイアモンドクルーズが横浜沖に停泊していたとき、検疫をする職員が着ていた服の背中に「quarantine」と書かれていたのを覚えています。
この場合は、「検疫」「検疫する」という意味です。
「quarantine」にはもう一つ意味があります。
それは、「隔離・隔離所」「隔離する」という意味です。
今回のコロナ禍では、隔離が行われていますね。
例)
That hospital has a quarantine facility.
「あの病院は隔離設備を持っています。」
*facilityは「設備、施設」
They have to quarantine the infected patients.
「彼らは感染者を隔離しなければなりません。」
*infectedはinfect「~に感染させる」の過去分詞
*patientは「患者」
この時だからこそ覚えられる言葉がありますね。
この記事を書いた英会話講師
京浜東北線 蒲田
留学経験はありませんが、だからこそ、日本で学習する生徒様の気持ちにあわせ、生徒様が英語を好きになれるようなレッスンをしてくれます。
どんな世代の生徒様からも厚い信頼を得ている講師です。