目次
次の英文を読んでみてください。
I can speak English.
簡単すぎましたか?
そうですね~。簡単ですね~。
でも、ちょっと待ってください。
Englishの[l]の発音はできていますか?
[r]になっていませんか?
実は、多くの日本人は
この発音が[r]になってしまっています。
では、Englishをもう一度発音してみてください。
[r]になってしまうわけは、
日本語の場合、[gl]のところは、「グ」の後なので
[r]の音になってしまいやすいのです。
「グ」のあとで[l]の音を出すためには
あえて口の形と舌の位置を変えなければなりません。
では、もう一度意識して、Englishを発音してみてください。
意識すると言えますね!
[r]と[l]の発音を間違えて言ってしまうと
おかしなことになってしまう時もあります。
キャビンアテンダントが、
Have a good flight.
とアナウンスしますね。
これは、「快適な空の旅を」という意味ですが、
このflightの[l]の音を[r]にしたらどうでしょう。
frightは「恐怖」という意味です。
ディズニー映画のタイトルで「Fright Night」(恐怖の夜)というのがありました。
バンパイヤが出てくる恐ろしい映画です。
Have a good fright.
goodには「かなり」という意味もあるので、
「すごい恐怖の空の旅を」と言う意味になってしまいます。
私は、海外旅行は大好きですが、飛行機に乗るのは怖いです。
怖いところに持ってきて、こんなことをキャビンアテンダントに言われたら、
胸の前で十字架を切るか南無阿弥陀仏を念じて、
無事に飛行機が空港に到着することを願うばかりです。
そして、無事に空港に到着したときは拍手をして命拾いしたことを喜ぶと思います。
日本人は普段[r]と[l]を区別していません。
たとえば「栗・くり」を[r]と[l]の発音で言ってみてください。
おそらくどちらも同じ意味に聞こえますね。
何気なく発音してしまうと違う意味の英語になってしまいます。
英語では[r]と[l]ははっきり区別して言う必要があります。
[r]を言うときは口を「う」の形にしておいて舌を上あごに付けずに言います。
[l」は上あごに舌を付けて言うと間違いありません。
[r]では「ら・り・る・れ・ろ」がとても言いにくいけれど、
[l]では簡単に言えますね。
では、もう一度、正しい発音で言ってみてください。
English
flight
できましたか?