I’m exciting! は「私は刺激的な人物です」になってしまう

目次

「私はとても興奮しました」と言いたくて、
I was very exciting.

と言ってしまうとどのような意味になってしまうのでしょう。

これは、「私は興奮させていた」という意味です。
一体誰を興奮させていたのでしょう?

正しくは、

I was very excited.

とします。

exciteは「~を興奮させる、刺激する、人の血を騒がせる」
などと言う意味があります。
なので、受動態(受け身形)を使って
「私」は「興奮させられた」としなければなりません。

ここで、受動態の復習です。
受動態の作り方の基本は【be動詞+動詞過去分詞】でしたね。
be動詞は主語や時制に合わせて変えていきます。

興奮させた物が主語の時、
たとえば「その映画はとても刺激的だった」と言いたいときは、

That movie was very exciting.

あるいは、

That movie excited me.

でOKです。

日本語だけ見ると、受け身とは思えない表現ですね。
「私が興奮させられた」などとは思えないです。
受け身ととらえるのが難しいようでしたら、
excitedを「形容詞」としてとらえてしまうと簡単かもしれません。
【be動詞+形容詞】で、「~である」という表現になります。

たとえば、「私は背が高いです。」はI’m tall.ですね。
これも【be動詞(am)+形容詞(tall)】の形です。

これと同じような動詞を練習してみましょう。

「私は英語に興味があります」は、

I’m interested in English.

ですね。interestは「興味を持たせる」という意味なので、
「私」は「興味を持たせられる」ので受動態になります。

「英語はおもしろい」は、

English is interesting.

です。

「私はその知らせを聞いて驚いた」は、

I was surprised at that news.

です。surpriseは「驚かせる」という意味なので、
「私」は「驚かされる」ので受動態です。

「その知らせは私を驚かせた」は、

That news surprised me.

となります。驚かせるものが主語の時はbe動詞は必要ありません。

「驚くべきニュースがあります」は

I have surprising news.

です。

「私は彼の言葉に感動した」は
I was moved by his words.

です。moveは「感動させる」という動詞です。

「それは感動的な式典でした」は
That was moving ceremony.

です。

では、おさらいです。
次の日本語を英語にしてみてください。

「私はとても興奮しました」

I was very exciting.

と答えてしまったら、
このコラムの始めに戻ってみてください。
正解は、

I was very excited.

です!