【間違いやすい英語】pass と past

似ているのだけれど、違う、そんな単語たくさんありますよね。

【pass と past】

この二つの単語はそうした紛らわしい単語で生徒さんが使う時に戸惑うことの多い組み合わせです。
さて、どんな間違いが多いでしょうか? 
正しい使い方を確認してスッキリしましょう!

pass と past の違いは?意味は?

ん? どう違うんだっけ?
そして、使い方は?

どちらも複数の意味がありますが、両方に共通しているのは道順を説明するときに使えるということです。

どちらも、“~の前を通り過ぎる”という時に使うのですが、この二つの単語を使って“銀行の前を通り過ぎてください。”と、言ってみましょう。

以下のどちらにpass, past がそれぞれ入るでしょうか?

Walk _______ the bank.
__________ the bank.

ここで、ヒント!
passは動詞、pastは副詞として使います。

はい、分かりましたね。
正解は……….

Walk past the bank.   
Pass the bank.

です。

past は副詞なので Past the bank. とは言いません。
でも実はこの間違い結構多いのです。
その理由は、たぶん、動詞としてのpassが過去形だとpassed となり、pastと同じ発音になるからだと思います。本当にややこしいですよね!

I walked past the bank.
I passed the bank. (銀行の前を通り過ぎました)

のpastとpassedは同じ発音、ということです。

それでは、このややこしい二つの単語の別の使い方も見てみましょう。

pastの意味と使い方

past は~を過ぎて、という意味があるので、たとえば、郵便局は銀行の向こう側です、というような時の“向こう側”という時にも使います。

The post office is past the bank.

また、時間を表す時にも使われます。

It’s ten past twelve. (12時10分過ぎです。)

passの意味と使い方

passは~の前を通る、過ぎる→ 一つの場所からもう一つの場所に移動する、という意味で、手渡しをする、という意味もあります。

Please pass me the salt. (お塩を取ってください。)

という表現は食卓での表現としてよく使われますよね。

サッカーなどでもパスをする、というとボールを移動させる、という意味に使われます。

では、ここで pass とpast の使い方クイズ!!

以下の会話でpass、pastのいずれかを入れてみましょう。
At the office (オフィスで)二人の同僚がオフィスで話しをしています。

A: I’m having lunch with Amy.
(エイミーとお昼を一緒に食べるの)
Do you know a nice restaurant near here?
 (近くにいいレストラン知っている?)

B: Oh, yeah, there is a nice one just (1)_______ the drugstore over there.
(あー、そこのドラッグストアの向こうにいい店があるわ)

A: Ok. (そう)

B: Just go straight and go (2)_____ the drugstore, and the restaurant will be on your left.
 (ただまっすぐに行ってドラッグストアを通り過ぎて、レストランは左側よ)

A: Thanks! (ありがとう!)

B: Well, I finished the sales report Amy asked me to write.
 (えっと、エイミーが私に頼んでいた営業レポートを書き終わったの。)

Can you (3)_______ this to her?
 (これ、彼女に渡してくれる?)

A: Sure! (いいわよ!)
We are going to meet at twelve thirty. What time is it now?
 (12時半に会う予定なの。今何時?)

B: It’s twenty (4)_____ twelve. You’d better hurry!
(12時20分よ。急いだ方がいいわ。)

<答え>

(1)past
(2)past
(3)pass
(4)past