目次
様々なオリンピックスポーツを英語でどう表現するのかみてみましょう。
スポーツ競技名とあわせて文法や語源の話などにも触れていきます。
1.「オリンピック」という言葉
英語で「オリンピック」というときは、sをつけて複数形になります。そして冠詞もついてきます。
The Olympics [oʊlɪ́mpɪks]
もしくは形容詞で使われると、複数形のsが抜けて
The olympic [əlímpɪk] games.
2021年に東京で開催されたのは the 2021(2020) Tokyo Olympics です。
複数形を存在させない日本語だからしょうがないか・・・なんて思いきや
あのメキシコ料理、タコスは複数形で呼ばれてますよね。
英語では1つだと「a taco」で、sはつかないんですね。
さらに、「マラカス」はふつうペアなのでmaracasですが、1本だと「a maraca」です。
カタカナ英語はやっぱり紛らわしい・・・・
話がそれました。
さて、アクセントはolympicsでもolympicsでもなくolympics [oʊlɪ́mpɪks]です。
ギリシアの古代オリンピックが開催されたOlympiaに語源があるともいわれています。
ちなみにアメリカワシントン州の州都もOlympiaといいます。
2.オリンピック競技名
スポーツ名は「archery(アーチェリー)」や「boxing(ボクシング)」など通常カタカナで呼ばれているものが多くありますが、通常、漢字表記されるスポーツと、発音に注意するスポーツのみ記載します。
通常、漢字表記されているスポーツ名
陸上:athletics [æθlétiks]
アメリカ・カナダではふつう「陸上競技」のことをathleticsといいません。
「陸上競技」を言うならばtrack and fieldという言い方がふつうです。
本来、track and fieldは競歩やマラソンもあわせてathleticsに含まれるのですが、アメリカやカナダにおいては「陸上競技」=track and field、
athleticsといえば、「スポーツ」いう言葉と同様の意味あいで理解されます。
馬術:equestrian [ikwéstriən]
少し難しい単語ですが、ラテン語の「騎士」からきています。
体操:gymnastics[dʒimnǽstiks]
様々な競技が含まれるので、こちらも複数形になります。
卓球:table tennis [téɪbl tenəs]
pingpongという呼び名もありますが、こうした競技名ではtable tennisと表記されます。
水球:water polo [wɔ́ːtər poulou]
Poloはチベット語で「球」を意味します。
射撃:shooting [ʃúːtiŋ]
Shootは砲弾を撃つ、という意味。
飛び込み:diving [dáiviŋ]
よくスキューバダイビングを「ダイビング」と略しますが、英語では必ずscuba divingといいましょう。
重量あげ:weightlifting [wéitliftiŋ]
weightは重さやダンベルのようなもの、liftは持ち上げる。競技名なのでひとつの単語としてあつかわれます。
発音・アクセントに要注意なスポーツ名
Badminton [bǽdmintən]
これは日本語のように「バトミントン」と言ってはほぼ100パーセント通じません。
[bǽdmintən]と最後の方が子音ばかり続くので日本語話者にはちょっとしづらい発音になります。
Basketball /baseball /handball /volleyball
~ballのつくスポーツ名は頭にアクセントを置きます。
Basketballではなくbasketball。
同様に、baseball、handball、volleyball.
Volleyballはバレーと読まずヴォリーのような読み方になります。
3.オリンピックスポーツを話題にSmall Talk!
Do you play any sports? なにかスポーツしてる?
スポーツの話題にもっていくには相手の好きなスポーツを探ってもいいですね。
Can you~?と聞くと「できるスポーツがあるのか」というニュアンスになってしまうため、たいてい相手に質問するときはDo you~?です。
「~語を話せますか?」もふつうはDo you speak~?で尋ねます。
Are you a good soccer player? サッカーうまい?
相手がサッカーをする、といったら、「上手い?」なんてきいてもいいかもしれません。
Are you a good tennis player?と「プレーヤー」という言葉を使うと、日本語ではプレーヤー=プロかうまい人に使う表現のようですが、英語では下手だろうがやっていればplayerと名乗って大丈夫です。
Have you ever tried shooting? 射撃やったことある?
あまり身近でないスポーツであれば「~したことある?」と経験をきくのも良いですね。
Have you ever tried~?で表現しましょう。
答える時は、I have.「あります」、No, I haven’t「ありません」、No, never 「一度もないです」など。
What’s your favorite Olympic sport? オリンピックスポーツで何が好き?
オリンピックといえば、「して楽しむ」より「観て楽しむ」スポーツが沢山あります。
好きなオリンピック競技もきいてみましょう。
オリンピックスポーツの英会話例
A: What’s your favorite Olympic sport?
好きなオリンピック競技は何?
B: I like lots, but gymnastics is definitely my favorite. What about you?
たくさんあるけど、体操が一番好きかな。あなたは?
A: I’d have to say Judo. I used to do Judo when I was in highschool.
柔道かな。高校のとき柔道やってたんだ。
知らない単語がでてきたら、What’s ~?「~って何?」ときいてみましょう。
そこからまた話が広がっていくかもしれません。
4.オリンピックの開会式・閉会式でもりあがる!
オリンピックといえば華やかな開会式と閉会式にも注目ですね。
見どころをいくつかピックアップしてみましょう。
Parade of Nations(Athletes) 出場選手入場
様々な国の行進でわくわくしますね。
(国名は英語(世界第一の共通語)、フランス語(オリンピック公式言語)と日本語(主催国の言語)で呼ばれます。)
キプロスは「サイプラス」のように読まれるなど、国名はカタカナと英語がかけ離れていたりするので、選手行進の時は是非耳を傾けてみてください。
Playing the National Anthem国家斉唱
国歌(National Anthem)が流れます。
(日本の国歌は世界で一番短いです。)
閉会式においてはオリンピックの生みの国でもあるギリシャ国歌も流れます。
ちなみに、ギリシャ国歌は歌詞においては世界一長いといわれています。
オリンピックの競技名を英語で言ってみよう!まとめ
毎回オリンピックを楽しみにしている人もそうでない人も、今回は我が国で開催される祭典です。
様々な角度から興味をもってみるともっと楽しめそうですね。
参照
Opening Ceremony of the Games of the Olympics by International Olympic Committee