NHKのプログラムを活用したリスニング 3ステップ攻略法(2)

目次

前回はNHKプログラムを使ってどのようにリスニング力をあげるか、
の最初の1ステップをお話しました。
でも、テープを聴いたはいいけれど
どうやってこれをものにしていけばいいのかわからない、という方へ。
今日は聞いたことをどうやって
「身につけるか」をお話していきたいと思います。
メモのご用意を忘れずに。。。

聴いた事を確認して習得する為にはこういったことをしてみましょう。

A:「100語でスタート」のテキストを見て
頭から忠実にS+V+Oの順に訳して行く。
どうしても判らない箇所はスキットと
同ページの右側にある語訳を見てもいいです。
あくまでも誤訳は意訳になっている場合が多いので
参考程度に見ておきましょう。

B:次に意味が取れたらば、
熟語表現(イディオム)と単語の勉強です。
私自身の経験から単語はひたすら書いて覚えるのがベストです。
自慢ではないですが、高校時代私は

1日20単語を2年間、一日も欠かさずに
習得し続けました。

そうです。

ひたすら書いてです。
その数、2年間で14,600ワードです。
現在教えている生徒さんにも伝えましたが、
人間この計算上における
14,600ワードを完璧に覚える事は出来ません。

それは忘れるからです。

でも、忘れた分(推測約4,600ワード)を除いても
10,000ワードは記憶上にあるのです。

凄いと思いません?
これってお金に換えることの出来ない一生の財産なのです。
これだけのワード数を持ってすれば一般的な英会話は勿論の事、
英字新聞だってすらすら読めちゃうんです。
    

さて書いて覚えるコツですが、以下の通りです。

(1)先ずはスペリング(単語のスペルを綴る)をする。
走り書きで良いので書いてみてください。

(2)書いた直後に発音する。
発音の仕方が判らない場合は辞書で発音記号を確認して下さい。
それでも判らない場合は担当の先生に
徹底的に発音して貰って発音と発音記号の読み方を覚えましょう。

(3)発音した直後に今度は単語の意味を口に出して言って見ましょう。

上記を行うことで4つのメリットが生まれます。

1.スペルがきちっと把握出来る。
2.単語の発音が出来る。
3.単語の意味が覚える事が出来る。
4.集中力が付き、今後の英語勉強だけでなく人生に役立てる事が出来る。

単語を何回書けば覚えられるかですが、勿
論個人差がある為なんとも言えません。
覚えられるまで何度も行なうのです。

私の場合、当時集中力が乏しく覚えが悪かったので
1単語平均、50回~100回書いた覚えがあります。
これも自慢ではないですが、
当時鉛筆を使って書いていたその手の甲は真っ黒になり、
気が付けば白紙であったハズの紙が真っ黒で
白い点がなくなるまで書いた経験があります。 

「皆さんもこれをやらなければいけないか?」と言うと
必ずしもそうではないと思います。
それはどれだけ深く単語を愛し覚えるかという所に行きつきますし、
得意な勉強方法は人それぞれです。
「昔からテストの前には書いて覚えることが多かったわ」という方は
是非こんなストイックな(?)方法も試してみてはいかがでしょうか?