目次
- 使い分けるべき3種類の英単語(動詞)
- 1. 様子や外見外観を「見て」言う時
- 2. 声などを「聞いて」言う時
- 3. 見てまたは聞いたことから「判断して・思って」言う時
- 英語の語順ルールとポイント
- ル-ル:主語+look/ sound/ seem+状態を表す言葉(形容詞)
- 会話文でlook/ sound/ seemの理解を深めましょう
- 旅行について話しているAとBの会話
- 女性AとBの会話
- 同僚AとBの会話
- look sound seem + like の形
- ルール:主語+look/sound/seem+like+名詞または文章で表現するもの
- 見る・聞く・思う「~のようですね」2つのポイント整理
- 1. look/sound/seemを使い分ける
- 2. その後にどんな形の言葉を置くかのルールがある
- 穴埋め問題で今日のポイント確認!
- 問題1
- 問題2
- 問題3
- 答え
日本語で「嬉しそうですね」と言うとき、これは話し手の「見たもの」「聴いたもの」または「主観・判断から感じたこと」を述べるものです。
日本語ではわざわざ「嬉しそうに見えます」「嬉しそうに聞こえます」「嬉しそうだと判断します」とは言わず「嬉しそうですね」とすることがほとんどです。
しかし、英語では「見たもの・聞いたもの・主観や判断で思ったこと」で言葉(動詞)を使い分けます。それらの3種類の言葉の意味を確認し、文章を作ってみましょう。
使い分けるべき3種類の英単語(動詞)
「嬉しそうですね」の英文で見てみましょう。 和訳は同じですが、英語表現での動詞が異なっています。
1. 様子や外見外観を「見て」言う時
lookを使用 = ~のように見えます
(例)You look happy.
直訳は「あなたは、嬉しそうに見えます。」
相手の表情を見て表現する時は、lookを使います。
2. 声などを「聞いて」言う時
soundを使用 = ~のように聞こえます
(例)You sound happy.
直訳は「あなた(の声)は 嬉しそうに聞こえます。」
話をしていて、相手の声色から「嬉しそうだな」と感じて表現する時に、soundを使います。
3. 見てまたは聞いたことから「判断して・思って」言う時
seemを使用 = のように思われます
(例)You seem happy.
直訳は「あなたは嬉しそうだと思われます。」
声を聞いて、またはメールなど、話し手の主観でそう思った時、そう判断した時に、seemを使います。
英語の語順ルールとポイント
ル-ル:主語+look/ sound/ seem+状態を表す言葉(形容詞)
動詞の後には happyなどの形容詞を置きます。
見て表現するか、聞いて表現するか、または主観が入る判断か、でlook/sound/seemを使い分けます。
会話文でlook/ sound/ seemの理解を深めましょう
旅行について話しているAとBの会話
AがBに「あなた、ワクワクしているね」と話しかけ会話がスタートします。
A:You look excited!
B:Yeah. I’m going to go to Hawaii this weekend.I can’t wait!
A:Really? (That )Sounds great!
AはBに「わくわくしてるね」と話しかけました。→You look excited!
lookを使用しています。この時 AはBの表情を見て言ったことがわかります。
Bの「週末ハワイに行くのでわくわくしている」に対し、Aは
(That )Sounds great!「それはいいね!」
That sounds=~のようですね(~のように聞こえる)という表現ですから、Bの声色を聞いて「それはいいね!」とBへ反応しました。
女性AとBの会話
ABは女性です。痩せたBに対してAが「すっごく細い!」と会話をスタートします。
A:You look really thin!
B: Oh, do I ? I’ve been on a diet for these couple of days.
A:Wow! But you look a little unhealthy. Are you OK?
B:I’m fine.
AはBを見て「すっごく細い」と言っています。また、痩せたけど「ちょっと不健康に見える」とも伝えました。見たもの(=Aの外見)を見て表現したので、lookを使っています。
同僚AとBの会話
同僚AとBの会話で、Aが仕事を辞めると言い出しました。
A:I’m going to quit my current job.
B:Why?You sound a little depressed. What happened?
A:Nothing, I just don’t like my boss.
B:Really? He seems nice.
A:Well, you don’t know him.
いかがでしょう。仕事を辞めるというAの発言を聞いたBが、「ちょっと落ち込んでるようだね」とAに言います。BにはAの声色がそのように響いたのでしょう。soundを使用しています。
Bが「君の上司は良さそうに思えるんだけど」とseemを使用しています。この時のseemは「思える (そのように)判断する」Bの主観です。
会話文に出てきた、look/sound/seemのあとに来る「状態を表す言葉=excited/thin/unhealthy/depressed/nice」は全て「~のように/ようだ」を表す言葉(形容詞)です。
look sound seem + like の形
ここからはlook sound seem + like の形をご紹介します。これも訳は「~のようだ・のようですね」となりますが、like以降のルールが変わります。
ルール:主語+look/sound/seem+like+名詞または文章で表現するもの
まず会話文を見てみましょう。
A:That is our new teacher. He’s cute.
B:Yeah. He looks like a movie star.
Bは新しい先生を見て「彼は映画スターのようだ」と言っています。
次の会話です。
A: Kate’s getting married. ⤵︎
B: You sound like you’re unpleasant.
BはAの発言を聞いて「面白くなさそうだね」といっています。
いかがでしょうか。likeを使う際は、その後に「a movie star」のように名詞か、「you’re unpleasant」のような文章が続きます。
見る・聞く・思う「~のようですね」2つのポイント整理
今日の学習の重要ポイントは2つです。
1. look/sound/seemを使い分ける
「見て」なのか「聞いて」なのか「主観・判断で思う」のかによって動詞を使い分けます。
2. その後にどんな形の言葉を置くかのルールがある
(1) 動詞+形容詞
(2) 動詞+like+名詞または文章
穴埋め問題で今日のポイント確認!
最後に穴埋め問題で今日のポイントの復習をしましょう。
(※同じ番号には同じ単語が入ります)
問題1
A:How do you study English?
B:You ( 1 ) interested in English.
A:Actually, I am.
問題2
A:What happened to Tom ? He ( 2 ) upset,right?
B:Yeah, He’s always like that.
He ( 3 ) ( 4 ) he’s in trouble all the time.
問題3
AとBは電話で会話
A:Hello!
B:Yeah⤵︎
A:You ( 5 ) sleepy. I woke you up. Sorry,,,
B:That’s OK.
A:You don’t ( 5 ) OK. I’m terribly sorry.
B:Oh, come on! You ( 5 ) ( 4 )you did something bad to me. I’m OK!
答え
1. seem /sound
2. seems/looks
3. looks
4. like
5. sound
いかがでしたでしょうか。「~のようですね」と英語で言う時の考え方とルールについて詳しく解説しました。look/sound/seemの3つの動詞に注目し、それぞれの役目を生かした「~のようですね」が使えるようになるといいですね。