突然ですが、皆さんは英語は直接的な表現を避ける言葉ということをご存知でしたか?
英語が少しずつ口から出るようになると、嬉しくてたくさん話したくなりますよね。
少し英会話にも慣れてきた方は、ぜひ今日のテーマである”Let”を使った言い方を覚えてみましょう。
意味は伝わるけど・・・といった直接的な表現、日本語からの直訳ではない、ネイティブライクな表現でキーワードになるのが実は”Let”なんです。
今日はさらっと言えたら英語のレベルがアップするような”Let”を使った表現をたくさんご紹介します。
Let=許可する
Letは使役動詞で、「~させる」と習った方も多くいらっしゃると思います。
確かに使役動詞ではありますが、他の代表的な使役動詞HaveやMakeと比べて、実はとても使いやすい言葉なんです。
というのも、基本的にLetを使う場合、主体は自分なので、自分の意思を自然に表現できる単語だからです。
ちなみに、Letは基本的に
Let+人+動詞の原形
の形で使います。
ではさっそく例を一緒に見ていきましょう!
さらっと言えたらあなたもネイティブ!?Letを使ったほうが英語らしくなる場面
自己紹介
英会話を勉強している方なら、名前や年齢など初めて会った人と自己紹介で話す内容はすらすら言えそうですよね。
でもいきなりMy name is~~.で始めてしまうと、聞く方もちょっとびっくりしてしまいます。
そんな時は、
Let me introduce myself.
と言いましょう。 自己紹介させてください、という意味です。
切り出しがスムーズになりますね。
申し出
気になる人の予定を教えて欲しい場合に、
Tell me when you will have time.
でも意味は通じますが、やはりTell meは少し直接的で、強い印象があります。そんなときは、
Let me know when you will have time.
と言います。私に教えて、という意味ですね。
また、何かを聞かれたりした際、すぐに答えられないときは
Let me think.
予定がわからない場合は、
Let me check my schedule.
何かを見せて欲しいとき、または、考えているときの「う~ん」は、
Let me see.
困っている人を手伝うときなんかにさらっと、
Let me help you.
ちょっと気になる人にご馳走したいときなんかに
Let me buy you a drink.
または、
Let me pay for your meal.
Let’sも実はLet
~~しましょう、と日本語で言う場合、Let’sをよく使いますよね。
実はLet’sはLet usの省略形なんです。
“Let”を使っているので、Let’sの後ろは動詞の原形を使います。
なので、Let’sの文を命令文として中学校では習います。
ただし、今ではLet’sは「~~しよう」という提案、勧誘的な意味で、そのまま一つのフレーズのように使うものですから、Let usとLet’sを一緒にしないほうが意味の誤解がなくて無難です。
Letの使い方:おまけ
Letの使い方、ニュアンスが分かると、少し前に流行った”Let it go.”や、有名な歌の”Let it be.”も本来どういう意味かわかりますよね。
これらもLetの持つ許可の意味からきていますよ。
いかがですか?
“Let”を使ってさらっと言えたら意味が通じるコミュニケーションではなく、自然なコミュニケーションになります。
皆さんも会話でどんどん使ってみてくださいね。
質問はありませんか?
では、Let me finish!