英語おもしろ俗説:カンガルーとハイジャック

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オーストラリアへ行ったことはありますか?
オーストラリアの動物と言えば、「カンガルー」を思い浮かべます。
英語ではKangarooですね。
この動物が最初から「カンガルー」と呼ばれていたわけではなかった、
と言う説があります。

時は1770年、イギリスの有名な探検家、
キャプテン・クックとその仲間が
オーストラリアを探検していたときのことです。
大平原をピョンピョン走る大型の動物の姿が目に付きました。
キャプテン・クックは、それまでいろいろな所に行き、
いろいろな動物も目にしてきました。
ところが、目の前を走り抜けるその動物は
目にしたことが無かったのです。
そこで彼は、

「あそこにいるあの動物は一体全体何という名前なのですか?」と
原住民に尋ねました。

すると、その原住民は、

「カンガルー」と答えたのです。

クックは、

「そうか!あれは『カンガルー』という名前の動物なのか」と思いました。

このやりとりに出てきた原住民は、

「カンガルー」と言ったのですが、
これは原住民の言葉で「私は知らないよ」
という意味だったというのです。

そのことを知らないクックは、
動物の名前が「カンガルー」だと誤解したままでした。
それが現在まで続いている、と言われていました。

ところが新説では、この誤解から生まれた言葉というのは俗説で、
実は現地語でこの言葉の語源があったらしいのです。

現地の言葉で「gangurru」という言葉があり、
これが「カンガルー類」を表すそうです。

最近は、残念ながら、「カンガルー」は「私は知らないよ」という説は、
俗説だと言われています。
ひょっとしたら、誰かがジョークで流した
作り話だったのでは無いでしょうか……。

でも、私としてはこの作り話は結構おもしろいので、
これが実話だったら良かったのに……。と思っています。
確か「ハイジャック」もそのような話から生まれた言葉だったような気がします。
ハイジャック犯の名前を知らない機長がとりあえず、
「Hi, Jack!」と呼んだとか……。

これも、作り話っぽいので、信用しないでください。