目次
陽光も日に日に強くなり春を感じる今日この頃。
寒い冬がようやく終わり、春を実感できる日が多くなってきました。
人と会った時も“春めいてきましたね。”というセリフで会話を始めたい気分になりませんか?
英語でこのニュアンスを伝えるには
“今日は春のように感じます”=It feels like spring today.
と言います。
春爛漫のお天気の良い日に、英会話レッスンもこのセリフで始めてみましょう!!
さて、これに対して皆さんならどう反応しますか?
(1) 同感であれば→ Yeah, it feels really warm!!
(そうですね、今日はとても暖かく感じますね。)
(2)同感できなければ→ Well, actually, I still feel cold.
(うーん、実はまだ寒いと感じます。)
(*Well, actuallyは相手と同意しない場合によく使うフレーズです。)
といった表現が一般的ですね。
ここで、feelの使い方に焦点を絞ってみましょう
冒頭の“It feels like spring today.”と(1)のIt feels….の文では
”I”ではなく、”it”が主語になっています。
皆さんは違和感を感じますか?
感じているのは私なのに、Iじゃなくてitが主語なの?少し謎ですよね。
ここで、(1)のIt feels…. と(2)のI feel…. のニュアンスの違いを考えてみましょう。
ざっくりとまとめて言うと
【(1)は客観的なニュアンス】
今日のお天気そのものが暖かい、という意味でitは天気、温度を指します。
【(2)は主観的なニュアンス】
個人的に“私”が感じていることを言っています。
実はfeelの主語が(1)のように人間以外にもなるということは結構よくあることなのです。
この点を少し詳しく見てみましょう。
“feel”の主語が人間以外の時は、“感じさせるもの”が主語になります。
次のような例があります。
(1) My head feels heavy. (頭が痛い)
(2) My eyes feel itchy. (目がかゆい)
(3) This floor feels cold. (この床は冷たい)
(4) This cloth feels smooth.(この布はすべすべしている)
上の文はそれぞれ
(1) I feel heavy in my head.
(2) I feel itchy in my eyes.
(3) I think this floor is cold.
(4) I think this cloth is smooth.
と同じ意味ですが、物を主語にして言うとシンプルで分かりやすくなりますね。
さて、それでは心地よい春の日だまりを想像して下記の会話を完成しましょう。
A: Hi, Yumiko, it’s a great weather, right?
(あら、ユミコ、素晴らしい天気だね。)
B: Yeah, 今日は春のようですね。
A: ええ、とても暖かいです。 But I don’t really like spring.
(でも、あまり春は好きではないの。)
B: Well, why not?(何故?)
A: I have hay fever. So, 頭は重いし、目はかゆいし、it’s really hard.
(花粉症なの) (本当に大変よ)
B: That’s a pain.
(それは大変)
A: So, you don’t have hay fever?
(で、あなたは花粉症ではないの?)
B: No. Actually, I like spring best.
(ええ、実は春が一番好き。)
A: You are lucky!!
(羨ましいわあ)