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monkeyと言えば「猿」ですが、あなたはこの「猿」にどのようなイメージを持っていますか?
日本語で言うと、「猿まね」「猿知恵」などは「猿」に対するイメージはあまり良くないですね。
個人的には「猿」は大好きです。動物園へ行くと必ず猿山で足を止めます。
動物の中でも猿は姿形が人に近い存在ですね。指先も器用で頭も良さそうです。
英語ではmonkeyを使ったものでどのような表現があるのか見てみましょう。
Monkey see, monkey do.
「猿は(人の動作を)見て、まねる」→「猿まね」
これに関しては、私たち日本人の感覚と同じなのですね。
monkey aroundは、
「特に何もせずぶらぶらしている」「いたずらをする」「馬鹿にする」という意味があります。
怠惰でいたずら好きな猿のイメージから来ています。
Don’t monkey around with me.
monkey around withで「~を軽く扱う」なので、「私を軽く扱わないで」さらに、「なめるなよ」となります。
Don’t monkey with a knife.
「ナイフをいじるな」
という使い方もあります。
似たようなもので、monkey trickと言うと「いたずら」の意味です。
いつも、ふざけたり物まねをしたりして猿みたいな人は周りにいませんか?
そのような人のこともmonkeyと言います。
monkey businessと言うと、
「インチキ」「いかさま」という意味になります。このタイトルのコメディ映画もあります。
Don’t pull any monkey business.
「インチキはするな」
となります。
では、次の文はどのような意味になるでしょうか。
He has a monkey on his back.
直訳をすると、「彼は背中に猿を背負っている」となります。
これは、「彼は麻薬中毒だ」ということを言っています。
monkeyには俗語として「麻薬中毒」という意味があります。
薬や酒などへの欲望を制御できない猿が背中にとりついている、ということから
このような使い方をするようになったようです。
monkey talk麻薬に酔ったように「ろれつの回らない言葉」のことを言います。
さて、yellow monkeyというと何のことだか分かりますか?
「黄色い猿」、これは私たち黄色人種のことを侮辱的に言うときに使います。
こんなことを言われて、ほほえまないようにしましょうね。
猿だけではなく、動物に関する英語はいろいろな意味があっておもしろいです。