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日本語をそのまま英語にできないことはたくさんありますね。
たとえば、「がんばってね」があります。
何かを受験しに行こうとしている人に向かって一言、英語で「ばんばってね」と言ってみてください。
これを直訳して、Do your best.
と言ってしまうと、「ベストを尽くしなさい」となり、
これからがんばろうと思っている本人にプレッシャーを掛けてしまいます。
今まで一生懸命やってきて、これからまさしく受験、というときに本人はかなり緊張しています。
そんなときに、プレッシャーを掛けてしまっては応援にはなりません。
では、どんな言葉で表現したらいいのでしょうか。
You can do it.
「あなたならできる」
と言ってあげたら、「よし、がんばろう!」と言う気持ちになりそうですね。
Good luck! や、 Go for it.
なども、よく使います。
変わり種で、break a legという言い方があります。
直訳すると、「脚を折る」ですね。なんだか不吉な感じがしますが……。
これは、ステージに出る人や、オーディションを受ける人などに対して
Break a leg!という表現が使われることがあります。
これは、「演技がうまくいくことを祈る」という意味で使われます。
人差し指と中指を重ねて、Cross your fingers. と言うこともあります。
「成功を祈りなさい」となります。crossの言葉に「十字を切る」という意味があります。
神様に成功をお祈りしなさい、ということでしょうか。
また、Just keep your fingers crossed. で、「成功を祈っていてください」となります。
これから何かをトライする側の人が、応援してくれる人に対して言う言葉ですね。
「がんばる」つながりで、よく「ふんどしを締めてかかる」とか、
「気を引き締める」という言い方をします。
「ふんどし」はもちろん日本古来のものなので、英語では何て言うのでしょう。
実は、ふんどしの代わりに「靴下」を使います。
使い方は、pull up one’s socksあるいは、pull one’s socks upとします。
I will pull up my socks.「ふんどしを締めてかかろう」となります。
確かに、靴文化の欧米では「ふんどし」の代わりに「靴下」なのですね。
靴下をしっかりはいて出かけるのですね!
妙に納得しませんか?