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外国人の同僚との会話はすごくためになります。
英語に関してはもちろんのこと、外国人の独特な考え方を知ることができるからです。
まずは、怖がらずにコミュニケーションを図りましょう。
「でもどうやって…?」と思った方は、前回のコラムに書いた
「天気」の話から入るのもいいでしょう。
みんなの前でプレゼンするわけではないのですから、
気軽に相手に何か投げかけてみることをお勧めします。
簡単なものとしては、目に飛び込んできたものから攻めてみるのもいいですね。
“I really like your shoes. Where did you buy them?”
「その靴素敵ね!どこで買ったの?」
“What a cute dog! Is it he or she?”
(同僚の机に飾ってあるペットの写真を見て)「かわいい犬ね!オス?メス?」
他にも休日の過ごし方や、最近のテレビや映画、音楽などの趣味ネタまで、
材料はふんだんにあります。
“How was your weekend?”
「週末はどうでしたか?」
“Hi, John! Do you like movies?”
「やあ、ジョン。映画は好きですか?」
“I heard you like bikes. I love them too. What bike do you ride?”
「自転車が好きだって聞いたけど。俺も。何乗ってる?」
ポイントとしては、自分からベラベラしゃべらず、ひとまず相手に質問し、
相手の話をじっと聞きましょう。
「唐突にそんなこと聞いたりしたら変じゃない?」と思うかもしれませんが、
自分に興味を持ってもらっていると思うと、人は嫌な気はしません。
それと変な話、自分のことをしゃべっても自分の情報量は変わりませんが、
相手のことが聞けると自分の情報量が上がり、次に聞けることがどんどん増えていきます。
そして聞いたことは忘れずに覚えておきましょう。
せっかくうまく話せても、同じことを繰り返し聞くと、
(…I think I told you that before…)「前にも言ったはずだけどなあ」
と思われたら、台無しです。
時間がある限り話は続けたいですが、長く話せない場合は、
“So, I’m just going to get things done by the 4 o’clock meeting. Let’s talk it again later.”
「さて、4時の会議までにやることやっちゃおうかな。また話しましょう」
などと丁寧に言って別れましょう。
別れた後も、相手と話したネタに関するニュースや記事などに遭遇したら、
メールで送るかコピーを渡すなどして、情報を共有しましょう。
日本のできごとや情報でかまいません。簡単に英語でその内容を教えてあげましょう。
こういったちょっとしたことが外国人の同僚との人間関係・信頼関係を作っていきます。
同時に、他部署の外国人に対しても、ふだんから「誰がどの部署で何をしているか」は
調べておくとよいでしょう。いつ誰に廊下やエレベーターですれ違うかもわかりません。
そのときに交わす英会話が事前に頭に浮かんでいるといいですね。
できれば、最初に聞く質問は相手が「はい、いいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような
「オープン・クエスチョン」にしておくと、こちらも次に言うことが言いやすいですよ。
You: “What a cute dog! Is it he or she?”
Colleague: “He / She.”
You: “What is his / her name?”
“Does he eat well? / Does she want to play with you?
なお、スモールトークの鉄則として、政治や宗教や人種の話は避けましょう。
次回は、「外国人の上司との接し方」をご紹介します。