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「~だと良いと思う」と言いたいとき、hopeやwishを使います。
この二つの動詞は、使い方が少し違います。
まず、hopeについて。
基本的な意味は、「願う、希望する、期待する、望む、祈念する」です。
これから先のことや状況が分からないことについて願う時に使います。
「将来このようになってほしい」と願うニュアンスがあるので、
未来を表すwillや可能性を表すcanといった助動詞と一緒に使うことが多いです。
将来のことだけでなく、今のことについての願望も表現できます。
I hope it will be fine tomorrow.
「 明日晴れるといいんだけど。」
I hope she likes the birthday present.
「彼女が誕生日プレゼントを気に入ってくれたらいいな。」
これは、likesと現在形で表しています。
We hope everything goes well with you.
「うまくいくことをお祈りしています。」
これもgoesと現在形ですね。
I hope I can be a big help.
「お役に立てると良いのですが。」
これはcanを入れています。
次に、wishについて。
意味は、「~を切望する、~を強く望む」です。
どちらかというと起こらないだろう、という予測が付くことに対して、
「~だったらいいのに」と言いたいときに使います。
特徴として、wishの後ろに続く節が仮定法過去になります。
I wish I could find a new job.
「新しい仕事が見つからないかなあ。」
couldはcanの過去形です。
この場合、おそらく見つからないだろう、という予測がつきます。
I wish I could go to the moon.
「月に行けたらいいのになあ。」
これは、たいていの場合望みが薄いです。
I wish I could fly. :
「空を飛べたらいいのになあ。」
人は飛行機などの乗り物に乗らなければ飛べませんね。
I wish I could speak English well.
「英語をうまく話せたらいいのになあ。」
これも、実際はうまく話せていないときに使います。
wishは、過去において「~だったら良かったのに」という
こともできます。
I wish I had studied English harder when I was young.
「若いときにもっと英語を勉強していたらなあ。」
これは、had+過去分詞を使い、過去における仮定を表します。
まとめると、hopeは実現可能なことを望むときに使い、
wishは実現不可能、あるいは実現が困難な時に使います。
また、違う言い方をすると、hopeはその希望が叶いそうだ、ということです。
その逆に、wishはなかなか叶いそうも無いが、そうであって欲しいという気持ちが表れています。