目次
- 保育場面(1)朝、園児を迎える時の保護者との会話
- 英会話例(1)子供が絶好調で来園!のケース
- 送迎対応で使える英語フレーズ(通常時)
- 英会話例(2)なんとなく子供が元気がない、というケース
- 送迎対応で使える英語フレーズ(子供の不調時)
- 保育場面(2)保護者から「お迎えの人や時間が変わる」と連絡をもらった時
- 英会話例(1)保護者の代わりに別の人が迎えにくるケース
- お迎え確認時に使える英語フレーズ
- 英会話例(2)お迎え時間を変更したいと連絡があったケース
- お迎え時間変更時に使える英語フレーズ
- 保育場面(3)子供の様子がいつもとおかしく、保護者へ電話連絡をする
- 英会話例(1)熱が出たので電話で保護者にお迎えを依頼するケース
- 保護者への電話連絡で使える英語フレーズ
- 保育場面(4)お迎えの時の保護者との会話
- 英会話例(1)園児の1日を報告する
- 英会話例(2)怪我について説明する
- 怪我について伝えるときに使える英語フレーズ
- 保育士が保育現場で使える英語フレーズ20選まとめ
- 連絡帳(Parent-teacher notebook/ communication book)で使える英語フレーズ
保育士は英語で様々な言い方がありますが、主に「a preschool teacher/a nursery school teacher」と言います。
日本の保育園でも英語を話す保護者がいたり、英語レッスンがあるなど、英語を話す機会が少しずつ増えているのではないでしょうか?
ここでは、日本で働いている保育士さんが外国人保護者とスムーズにコミュニケーションや連絡がとれるように、保育現場で良く使われる英語フレーズを会話例を使いながら紹介していきます。
保育場面(1)朝、園児を迎える時の保護者との会話
英会話例(1)子供が絶好調で来園!のケース
Teacher: Good morning, Thomas! How are you doing this morning?
(先生:おはよう、トーマス!今朝の調子はどうですか?)
Child: Good Morning, Ms. Kusahara!
(子供:ユウコ先生、おはようございます!)
Parent: He loves to come to school. He kept asking when we could go to school since he woke up.
(親:彼は学校が大好きなんです。朝起きてからずっといつ学校に行けるのか聞いていました。)
Teacher: Oh I’m glad he likes school. He is always ready for the day!
(先生:彼が学校が好きで嬉しいです。いつも元気ですよね。)
Parent: Yes, he is.
(親:そうですね。)
Teacher: Well, have a good day. See you later!
(先生:では良い1日を。また後で。)
Parent: You too.
(親:あなたも。)
送迎対応で使える英語フレーズ(通常時)
“How are you?”「調子はどうですか?元気ですか?」
基本の挨拶です。
子供の様子を確認するのに声をかけてください。
子供が答えられなければ、
”How is she/he doing this morning?”
「彼女・彼の今朝の様子はどうですか?」
と親御さんに聞いてみましょう。
“He is always ready for the day.”「いつも元気ですね。」
朝から元気いっぱいで、すぐに教室の中に入って行き、友達と遊び始めたり、アクティビティを始めているような子のことに使える表現です。
“be ready for”で「~の準備が出来ている」という意味ですが、気持ちの意味でも使えます。
“the day”は「1日・その日」という意味になりますが、直訳すると「1日の準備ができている、1日を過ごす心の準備ができている」となり、意訳すると「元気です」という意味になります。
“always”は「いつも」という意味の副詞でbe動詞の後におきます。
英会話例(2)なんとなく子供が元気がない、というケース
Teacher: Good morning, Emily. You look so sad this morning. What’s wrong?
(先生:おはようございます、エミリー。今朝はとても悲しそうですね。どうしたんですか?)
Emily: …
Parent: She has been cranky since she woke up.
(親:起きた時から機嫌が悪いんです。)
Teacher: I see. Do you want to read a book with me?
(先生:そうなんですね。一緒に本を読みますか?)
Emily: No…
(子供:いいえ・・・)
Teacher: Okay. That’s fine. Do you want to sit down over there and draw for a while?
(先生:そうですか。大丈夫ですよ。むこうで座ってしばらくお絵かきでもしますか?)
Emily: Yes.
(生徒:はい。)
Teacher: I will keep an eye on her. If something is wrong, we will contact you. Let’s go, Emily!
(先生:注意して見ておきますね。もし何か変わったことがあったら、連絡します。さあエミリー行きましょう!)
Parent: Thank you. Bye, Emily!
(親:ありがとうございます。またね、エミリー!)
*cranky・・・機嫌が悪い。他に似ている単語は”grumpy” ”bad-tempered”などがあります。
*contact・・・連絡をする
送迎対応で使える英語フレーズ(子供の不調時)
“What’s wrong?”「どうしましたか?」
調子が悪そうなのがわかっているときは、同じ「どうしましたか?」でも”What’s wrong?”という聞き方がいいかもしれません。
”What happened?”は現在より前に起きたことに対して「何がありましたか?」という意味になり、良い意味でも悪い意味でも使えます。
“I will keep an eye on her.”「彼女をよく注意して見ておきます。」
“keep an eye on someone”で「(人)を注意して見ておく、注目する」という意味があります。
親から”She didn’t eat well last night.”「昨晩は夕飯をあまり食べなかったんです。」や”She didn’t sleep well during the night.”「昨晩はあまり寝れなかったようです。」など、いつもと違う様子を伝えられたら、”I will keep an eye on her.”と答えると安心してもらえます。
保育場面(2)保護者から「お迎えの人や時間が変わる」と連絡をもらった時
英会話例(1)保護者の代わりに別の人が迎えにくるケース
Parent: Our babysitter will pick up Emily today.
(親:今日はエミリーのベビーシッターがお迎えにきます。)
Teacher: Okay. Is her name on the pick-up list?
(先生:わかりました。彼女の名前はお迎えリストに記載されていますか?)
Parent: Yes, I think so.
(親:はい、そう思います。)
Teacher: Can I have the babysitter’s name just in case?
(先生:念のため、ベビーシッターのお名前を伺ってもよろしいですか?)
Parent: Her name is Risa Tanaka.
(親:彼女の名前はタナカ リサです。)
Teacher: Okay. We will ask her to show us her ID. Will you be able to let her know about that?
(先生:わかりました。身分証明書をみせてもらいます。彼女にその事をお伝えいただけますか?)
Parent: I will.
(親:わかりました。)
*pick up・・・お迎えをする
*pick-up list・・・お迎えができる人のリスト
*just in case・・・念のため。通常、文末にきます。
*ID=identificationの略・・・免許証等の身分証明書
お迎え確認時に使える英語フレーズ
“Is her name on the pick-up list?”「彼女の名前はお迎えリストに記載されていますか?」
海外の保育園や学校では特にそうですが、お迎え可能な人の欄に名前がないと、お迎えができないことになっています。
日本の保育園では対応がそれぞれですので、園の方針を確認しましょう。
リスト“上”に名前が載っているか、なので、ここでは前置詞に”on”を使います。
英会話例(2)お迎え時間を変更したいと連絡があったケース
Parent: I need to pick up Emily at 2:30 today. She has a doctor’s appointment.
(親:今日はエミリーを2時半にお迎えをしなくてはいけません。医者の予約があります。)
Teacher: Okay. We will make sure she is ready to leave by then.
(先生:わかりました。その頃までには帰れる準備をしておくようにしますね。)
Parent: Can I just come to the class?
(親:クラスに直接お迎えに来ていいですか?)
Teacher: Will you talk to someone in the office when you come in? They will get Emily for you.
(先生:着いたら事務所(職員室)の人に声をかけてもらっていいですか?エミリーを連れていきます。)
または・・・
Teacher: Yes, but can you just knock on the door instead of ringing the bell? It will be our nap time then.
(先生:はい、ベルを鳴らすのではなく、ドアをノックしてもらっていいですか?ちょうどその時はお昼寝の時間なので。)
*doctor’s appointment・・・医者の予約。歯医者の予約は”dentist appointment”。
*instead of ~・・・~の代わりに
*nap time・・・お昼寝
お迎え時間変更時に使える英語フレーズ
“We will make sure she is ready to leave by then.”「その頃までには帰れる準備をしておくようにしますね。」
“make sure that 主語+動詞”で「~するように確認する・~し忘れないようにする」という意味になります。
”that”は口語では省略して問題ありません。
ここでの”by”は「~までに」と締め切りを表す時に使います。
会話例では、親御さんが2時半にお迎えにくると言っているので、”by 2:30”と言ってもいいですし、例のように”by then”で「その時までに」と同じ言葉の繰り返しを避けるためにこう言っても伝わります。
“They will get Emily for you.”「彼らがエミリーを連れてきます。」
“get”は「得る」という意味になります。
”get (someone) for you”を直訳すると「あなたのために(人)を得る」となってしまいますが、ここは文中の意味合いから「連れてくる」と言う意味になります。
「私達がエミリーを連れてきますね。」と言いたい時は主語を変え“We will get Emily for you.”と言いましょう。
保育場面(3)子供の様子がいつもとおかしく、保護者へ電話連絡をする
英会話例(1)熱が出たので電話で保護者にお迎えを依頼するケース
Teacher: Hello. This is Ms. Kusahara from Apple Daycare. Is it Jessica?
(先生:もしもし?アップルデイケア―のクサハラです。ジェシカさんですか?)
Parent: Yes, it’s me.
(親:そうです、私です。)
Teacher: Hi, I am calling to let you know that Emily started having a fever and she needs to be picked up.
(先生:こんにちは。エミリーが熱を出して、お迎えが必要なので電話しました。)
Parent: Oh no. Is she alright?
(親:あら大変。エミリーは大丈夫でしょうか?)
Teacher: She didn’t eat lunch that much and started acting tired, so we checked her temperature. She is lying down right now.
(先生:お昼ご飯をあまり食べなくて、疲れている様子を見せ始めたので、体温を測ってみました。今は横になっています。)
Parent: Okay. Either my husband or I will pick her up as soon as possible.
(親:わかりました。主人か私がなるべく早くお迎えに行きます。)
Teacher: Thank you. See you later.
(先生:ありがとうございます。ではまた後で。)
Parent: Thank you.
(親:ありがとう。)
*as soon as possible・・・できるだけ早く。ASAPと略して言う人もたくさんいます。
*either A or B・・・AかBのどちらか
保護者への電話連絡で使える英語フレーズ
“I am calling to let you know that Emily started having a fever and she needs to be picked up.”
「エミリーが熱を出して、お迎えが必要なので電話しました。」
”I am calling to ~.”は、電話で要件を伝えたい時に使う表現です。
”call”には「電話をする」という意味があります。
今現在電話をしているので、ingをつけて現在進行形にします。
会話例の他にも
“I am calling to ask you about…”(~についてお尋ねしたくお電話しました。)
“I am calling to tell you …”(~をお知らせしたくお電話しました。)
ということができます。
熱の他にも、体調が悪い事を伝えるフレーズをいくつか紹介します
“He got some rash on his back.”「背中に発疹があります。」
“He threw up after lunch.”「昼食後に戻しました。」
“She is burning up.”「高熱が出ています。」
保育場面(4)お迎えの時の保護者との会話
英会話例(1)園児の1日を報告する
Parent: How was Emily today?
(親:今日のエミリーの様子はどうでしたか?)
Teacher: She had a good day. She didn’t really want to try anything first, but she was fine after we read some books together.
(先生:いい日を過ごせていましたよ。最初はあまり何もしたくない様子でしたが、本を何冊か読んだ後は元気でした。)
Parent: Good to hear.
(親:それは良かったです。)
”how”は様子を聞く時に使われる疑問詞です。
親御さんから”How was Emily today?”とお迎えの度に様子を聞かれるかもしれません。
答えの例を紹介します。
“She had a good day.”「良い1日を過ごしていましたよ。」
“She played well with her friends.”「お友達と仲良く遊んでいました。」
“She wasn’t really herself today.”「今日は元気がなかった様子でした。」
英会話例(2)怪我について説明する
Teacher: I need to tell you what happened to Emily today.
Emily and one of her friends fought over a toy, and she got a scratch on her right cheek.
(先生:今日エミリーにあったことをお伝えする必要があります。エミリーとお友達の1人がおもちゃを奪い合ってしまい、エミリーの右頬にかすり傷ができてしまったんです。)
Parent: Oh okay. Thank you for letting me know.
(親:そうなんですね。教えてくれてありがとうございます。)
*fight over/ fought over ~(過去形)・・・~をめぐって喧嘩をする
怪我について伝えるときに使える英語フレーズ
“I need to tell you what happened to Emily today.”「今日エミリーにあったことをお伝えする必要があります。」
保育園ではお友達と喧嘩をしたり、遊んでいる最中に怪我をしてしまうこともあるかと思います。
親御さんに報告する時は会話例のように切り出してもいいですし、”There is something I need to tell you about Emily.”「エミリーのことでお伝えしなければいけない事があります。」でもいいでしょう。
怪我の様子を伝える他のフレーズも紹介します
“He fell from a playset.”「遊具から落ちました。」
“He feel down and got a bruise.”「転んで痣ができました。」
“She got a bite mark on her left arm.”「左腕に噛まれた跡が残ってしまいました。」
保育士が保育現場で使える英語フレーズ20選まとめ
最後に、上記の会話例の中で紹介した英語フレーズ等、保護者との会話で頻繁に使うであろう保育英語フレーズ20選をまとめてみました。
日本の保育園では連絡帳を使っているところもあると思います。
ちょっとした連絡事項に使えるフレーズも加える「保育英語フレーズ20選」のリストです。
1.”How is she/he doing this morning?”
「彼女・彼の今朝の様子はどうですか?」
2.”He is always ready for the day.”
「彼はいつも元気ですよね。」
3.”I will keep an eye on her.”
「注意して彼女を見ておきます。」
4.“Is her name on the pick-up list?”
「彼女の名前はお迎えリストに記載されていますか?」
5.“We will make sure she is ready to leave by then.”
「その頃までには帰れる準備をしておくようにしますね。」
6.”I am calling to let you know that Emily needs to be picked up.”
「エミリーのお迎えが必要なのをお知らせしたく電話しました。」
7.“He got some rash on his back.”
「背中に発疹があります。」
8.“He threw up after lunch.”
「昼食後に戻しました。」
9.“She is burning up.”
「高熱が出ています。」
10.“She played well with her friends.”
「お友達と仲良く遊んでいました。」
11.“She wasn’t really herself today.”
「今日はあまり元気がなかった様子でした。」
12.“I need to tell you what happened to Emily Today.”
”There is something I need to tell you about Emily.”
「エミリーのことでお伝えしなければいけない事があります。」
13.“She got a scratch on her right cheek.”
「左頬にかすり傷ができました。」
14.“He fell from a playset.”
「遊具から落ちました。」
15.“He fell down and got a bruise.”
「転んであざができました。」
16.“She got a bite mark on her left arm.”
「左腕に噛まれた跡が残ってしまいました。」
連絡帳(Parent-teacher notebook/ communication book)で使える英語フレーズ
17.”Please make sure to 動詞フレーズ/please make sure (that) 主語+動詞~”
「忘れずに~してください。」
*“make sure”は「~を確認する・忘れずに~する」という意味があります。提出物のリマインダーなどをしたい時に使えるフレーズです。
*Please make sure to sign up for the music performance day by the end of this week.We have only limited number of seats.
「音楽発表会の出欠席を今週末までにお願いします。席に限りがあります。」
*Please make sure to sign on the permission slip for the field trip in July.
「7月にある遠足の許可書(同意書)に署名をお願いします。」
18.Please put your child’s name on every item.
「全ての持ち物に、名前の記入をお願いします。)
19.I put the envelope to pay for school lunch. It is due on the first day of the month.
「給食用の支払い封筒を入れました。毎月1日が締め切りとなります。」
20.We have a monthly physical measurement tomorrow.
「明日、身体計測があります。」