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何だか体が重い・・・
でも今は休めない・・
身体が小さなSOS(SAVE OUR SHIP)を出していても、忙しいとそれを説き伏せて自分を頑張らせてしまうことありませんか。
風邪は「万病の元」と言います。
症状が重症化してからではなく軽いうちにケアすることが何よりも大切です。
さらに頑張らせて緊張したストレス状態が続くと自己免疫力の低下させてしまい結果的に長引かせてしまったりこじらせてしまうことだってあります。
お医者さんにかかる前に自分でできる手軽なケア・・
そんな時頼りになるのがハーブティです。
つらい風邪の初期症状や予防に、ハーブティを取り入れてみてはいかがでしょうか?
古くから語り継がれてきたHOME REMEDY家庭療法として、そして副反応がほとんどなく心と身体を優しく和らげてくれるのです!
不規則な社会で生活するわたしたち現代人はストレスにさらされているので無意識に体には力が入り常に緊張していると言われています。
いかに上手に心身の力を抜いてリラックスさせてあげられるか・・
そのための自分にあった方法やツールを持っていると良いですね。
本来、発熱すると体内のウィルス(=virus ヴァイラス)や細菌の増殖が抑えられ、白血球(ウイルスや細菌と闘う細胞)の働きが強くなるなど、身体が起こしている防衛反応です
鼻水も粘膜に付着したバイ菌等を体外に出すための排毒反応です。
免疫力を高める自然の治療薬は何よりも休息です。
諸症状を抑え込む薬に頼りすぎることなく「ぞくぞくする」「いつもより疲れを感じる」「喉がいがらっぽい」といった時は、初期症状を緩和する様々な成分が含まれているハーブティの蒸気をゆっくりと呼吸器に取り込んでから飲んで早めに寝るのがおすすめ。
是非、ハーブティのパワーを生活に取り入れてみてくださいね。
実際に自然療法による代替医療が盛んなドイツでは、医師がメディカルハーブティが処方されることもあるそうです。
ハーブティーを英語で?
素材となるハーブとはどんなものなのでしょうか?
薬理効果があるものに加えて調味料、化粧品、保存料、防虫などに利用されたり、その香りに鎮静・刺激作用がある植物です。
それを乾燥して煎じて飲むものがハーブティで、英語ではHerbal tea やTisane とも言います。
中国漢方を英語では、Chinese Herbal medicineといいます。
骨や鉱石等も含む中国漢方の一方で西洋ハーブは植物のみです。西洋漢方とも言われています。
日本では約30年前から嗜好品として、紅茶や珈琲のように西洋の習慣をおしゃれに取り入れる感覚で静かに広がって行きました。
今では喫茶店でハーブティをメニューで見かけることも珍しくなくなりました。
ハーブティの選び方~ドライとフレッシュの違い
ハーブティは緑茶、紅茶や烏龍茶に含まれるタンニンやカフェインが含まれていないので、老若男女が手軽に飲めます。
ハーブティには生のフレッシュハーブと乾燥させたドライハーブを使用する2種類の飲み方があります。
フレッシュは自宅の庭やプランターから新鮮な葉や花を手軽に摘んで熱湯を注ぐだけで飲むことができます。
ドライには乾燥することによりアクがとび、栄養価やうまみが増す利点があります。
分かりやすい例が、生のシイタケではお出しがとれませんが、干しシイタケからは美味しい栄養価の高いお出しが取れますね。
注目したいのが、抗酸化作用や様々な種類のビタミン(=Vitamin ヴァイタミン)が豊富なことです。
その他、ミネラルや鉄分を含んでいるために美容にも健康にも良いのです。
カリウムも含まれているのでむくみの解消や効能は多岐に渡ります。
TEA FOR COLDS 風邪のためのハーブティ
①カモミール(カモマイル・カミルレ)CHAMOMILE
万能選手と言っても過言ではありません!
別名は大地のりんごの名の通りほんのり甘い香りがします。
英国の有名な絵本の中でピーターラビットがお腹の調子を崩して眠れぬ夜に、お母さんが煎じてくれたのはカモミールティです。
・抗炎症作用があり、風邪の時の喉の痛みなどを和らげてくれます。
・血液循環を良くして体を温めてくれることで発汗を促して解熱してくれます。
・精神的ストレスだけでなく筋肉を緩め心身をリラックスしてくれます。
・胃の粘膜を保護してくれるので弱った身体にエネルギーを送り込んでくれます。
②ラベンダー LAVENDER
フローラルな華やか香り。
・特に精神的な疲れからくる胃腸の不調に。
・気管支炎などの咳がでて呼吸器系が辛い時の咳止めに。
③ローズマリー ROSEMARY
針葉樹のつんとした香り。
・胃がむかむかして食欲がない時の食欲増進に。
・疲労が蓄積して消耗している際の体力増進や低血圧に。
④レモングラス LEMONGRASS
葉 レモン様の香りがします。タイのトムヤムクンでも有名です。
・食欲不振、体力増進に
⑤ローズヒップ ROSEHIP
薔薇の果実です。フルーティな酸味と香り。美しい深紅の色はトマトと同じリコピン由来です。
栄養価が豊富です。ビタミンA・B・E・C、βカロチン、カルシウム、鉄分、ペクチンの補給に。
・粘膜や毛細血管の炎症を鎮静し疲労回復や眼精疲労に。
・免疫力を高めストレス強化してくれるビタミンCはレモンの約20倍もあり別名「ビタミンCの爆弾」とも。
・便秘にも美容、アンチエイジングに繋がる整腸作用から便秘にも。
⑥ペパーミント PEPPERMINT
日本名ではハッカ。スーッとした香りはヴィックスヴェポラップやシップでもお馴染みのメントールが主成分。
とても繁殖力の強いパワフルなハーブです。
強い抗菌力はO157の時に話題になりました。
すっきりとした朝の目覚めの一杯が私のお気に入りです。
・通経作用がありますので鼻づまり
・頭痛、腹痛、歯痛などの鎮痛作用にも。
・アレルギー反応を優しくサポートしてくれます。
⑦エルダーフラワー ELDERFLOWER
マスカットのような甘い香り。痰の切れをよくする作用があります。
・呼吸器の気道の粘膜補正に。
・利尿作用と発汗作用は体に溜まった毒素の排出を促してくれます。
・痰の絡む咳に。
ハーブティは数種類をブレンドするとぐっと美味しくなるだけでなく、薬理効果の相乗効果もありますのでおすすめです!
ご家庭のキッチンにもある生姜、シナモン、オレンジビールなどを加えてみましょう。
私が疲れた夜の就寝前に頂くとっておきの一杯は、「カモミール + エルダーフラワー + ミルク + シナモン」です。
ハーブティの楽しみ方~How to enjoy herbal tea
準備と手順 Preparation Instructions
①注ぎたてのお水を沸騰させます。
Boil some fresh water.
②ティーポットとカップにお湯を注ぎ温めておきます。
Preheat your teapot and mug cup by pouring hot water in.
③ティーポットに人数分のハーブと沸騰したお湯を入れます。(1杯 150mlに対してティースプーン山盛り2~3杯)
Place 2or3 teaspoons of dry herbs per cup and add boiling water into the teapot.
④蓋をして少なくても5分以上、蒸らします。実や根の部分は更に長めに。
Lid the teapot and steep for at least 5 minutes. For tough herbs (buds and roots) even more.
⑤カップの湯を捨てます。
Pour out hot water in the mug cup.
⑥最後の一滴までGOLDEN DROPを注ぎ切ってくださいね。
Empty the teapot and strain to the last golden drop!
Golden Drop =最後の一滴とは?
Golden Drop(黄金のしずく)とは別名BEST DROPとも呼ばれ、注ぐお茶の最後の最高の一滴のことを言います。
美味しさの成分がこの一滴に凝縮されていることからなのです。
イギリスではこのGOLDEN DROPをその日の主賓の方に注いで差し上げることが習わしになっています。
必ず最後の一滴まで心を込めて堪能してくださいね♪
はちみつやカルピスを加えても◎
ドライフルーツ(アプリコット、オレンジ、パイナップルなど)をポットに一緒に入れたアレンジは自然の甘味と香り豊かな美味しいデザートティになります。
もちろんお茶を飲み終わった後の柔らかくなった果実は美味しく食べてしまってください。
・規則正しい生活 = REGULAR ROUTINE
・栄養のある食事 = WELL BALANCED DIET
・質の良い睡眠 = GOOD QUALITY SLEEP
・入浴 = BATHING
は免疫力(=Immunity)の強化してくれると言われていますので、ハーブティと共にお忘れなく!
この記事を執筆した英会話講師
五香エリア
英会話を通じてそれぞれの方の目標や目的に向かうお手伝いをいたします。
帰国子女としての経験からも、語学そのものだけでなく日本人の混乱しやすい文化の背景等もお伝えします。
モチベーションが下がった時、自信を失いそうな時、楽しくときに厳しく経験豊かなアプローチでサポートいたします。