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headという単語を聞くと、私たちは「頭」のことを思い浮かべますね。
この頭とは一体どこの部分でしょうか。
「headを指さしてください」と言うと、
たいていの人は髪の毛の生えている部分のいわゆる「頭」を指します。
などというと、
「え?!違うのですか?」という声が聞こえてきそうです。
headは、首から上の部分のことを言います。
つまり、顔も含みます。
では、次の日本語を英語にしてみてください。
「窓から顔を出さないでください」
「窓」はwindow、
「~から…を出す」は、put…out of the~、
ここで言うところの「顔」は「頭」のことだから、headなので、
Don’t put your head out of the window.
となります。
日本語では「顔」だから、headをfaceにしてしまうと、おかしなことになりますね。
日本語をそのまま英訳すると変な文になってしまいます。
では、次の日本語を英語にしてください。
「彼は首を振った」(左右に振る)
今度は「首」ですが、
これもheadを使います。
He shook his head.
確かに、首自体を振るというよりは、
頭を左右に振るのですね。
英語の方が正しいような気もします。
もう一つ、shoulderという単語の意味も見てみましょう。
shoulderは身体のどの部分でしょうか?
「もちろん!肩でしょ。」と即答されてしまいそうですが。
では、その「肩」を指さしてみてください。どこを指しますか?
おそらく、腕の付け根で背中上部のハンガーになっている角のところを指さしませんか?
もちろんそこも含みますが、実際はもっと大きな部分を指します。
shoulderとは、「首と上腕の間の部分」を指します。
次の日本語を英語にしてみてください。
「私は肩が凝っている」
I have a stiff shoulder.
となります。stiffは「堅い」という意味です。
このときの肩こりは、先ほど指をさしてしまった肩先のことではありませんね。
腕の付け根から首にかけてのどこかを指します。
ついでに、「四十肩」はfrozen shoulderと言います。
frozenは、「凍結した」という意味です。
なんだか冷たそうですが、四十肩は血行が悪くなって起こるとも言われていて、
その部分は冷たくなっているようです。
理にかなった言い方なのですね。