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「色」も、いろいろな意味を持っています。
green「緑」は、あなたにとっては好きな色ですか?
また、どのような色ですか?
私たちは緑色から想像するものは、草や森の緑ではないでしょうか。
そのような意味も英語のgreenにはありますが、それ以外にも興味深い意味があります。
アメリカのドル紙幣の裏が緑色であることから、
「「緑」はドル紙幣の色」と言われるようになりました。
もちろん、私たちが思うような「緑色の」「青々した」という形容詞の意味もあります。
The grass is always greener on the other side of the fence.
「隣の家の芝生は青い」
つまり、相手のものはよく見えてしまうのですね。
ここで、日本語で「青い」と使いました。
「緑」なのに「青い」と言いますが、これに近い使い方を英語でもします。
「青い」と言えば「未熟の」という意味あいがありますね。
果物でも未熟なものは「緑」なのに「青い」と言います。
人に対しても、若者のことを「青二才」のような言い方をします。
そういえば「青春」にも「青」がつきます。
この意味で、英語でも使われることがあります。
先ほどの「青二才」はgreen and freshです。
greenには「人の顔色が青ざめた」という意味もあります。
これも何故か「青」が使われていますが……。
実際は、具合の悪いときの顔色は、青色ではなくて緑色に近いと思いませんか?
You look green. Are you OK?
「顔色が悪いよ。 大丈夫?」
などと使います。
お酒を飲み過ぎて酔っぱらっていて吐きそうになるときも顔が「青」ざめますね。
こんな時も、greenを使うことがあります。
そこで、日本語で「青」を意味するものがgreenで表現されているものを挙げてみます。
青リンゴはgreen apple、信号の青もgreen、
青だけはgreen bamboo log、青唐辛子はgreen chili、青野菜はgreen crop……
きりがありません。
日本語では「青」というものは、実際は「緑色」のものがたくさんあります。
英語の方がダイレクトな言い方をするのですね。
では、greenhouse gasはどういう意味でしょう?
greenhouseは、「温室の」と言う意味で「温室(効果)ガス」となります。
環境問題で騒がれていることの一つですね。
でも、green自体は、「環境に優しい」「環境問題意識が高い」という意味があります。
green actionは「環境対策」の意味があります。