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今日の本題「英語力を伸ばす質問」についてです。
”○○○”って英語で何というんですか?
レッスンで先生に必ず
一度はしたことがある質問ではないでしょうか?
お疲れ様、って英語でなんていうんですか?
頑張れって英語でなんていうんですか?
お久しぶりって英語で何というんですか?
こうやって質問をするのも悪いことではないのですが、
ピンポイントの答えをもらってそれで終わり・・・・
ということになりかねませんね。
○○○は英語で何というの? と訊くかわりに、
【What can/should I say when ~(situation)?】
(シチュエーション)の時、
何と言った良いのでしょう?/
何というべきでしょうか?
・・・と聞くと良いです。
How do you say “otsukaresama” in English?
と訊く代わりに、
What can I say when my co-worker leaves the office ?
(同僚が会社を出るとき何といったらよいでしょう?)
How do you say “ganbatte” in English?
と訊くかわりに
What can I say when someone is working hard?
(誰かが一生懸命働いているとき、何と言ったらよいでしょう?)
How do you say “ohisashiburi” in English?
と訊くかわりに
What can I say when I meet someone after a long time?
(長い時を経て誰かと会った時、なんと言ったらよいでしょう?)
このような訊き方のほうが、英語力を伸ばすのだそうです。
えっ?質問の方が難しい??
確かに、いや、だからこそ、英語力が伸びるのです。
理由は主に3つ。
(1) 自分がどんな英語を知りたいのかをはっきりさせられる
(2) 自分が知りたい英語が使われるシチュエーションを英語で表現しよう、
と四苦八苦するので、不完全でも英文を作る練習になる→大事!!
(3) 日本語では同じでもシチュエーションによって違う英語表現になるとき、
自分が的確に知りたいことが訊ける。
たとえば、
How do you say “okaerinasai” in English?
って訊いてしまうと、もしかしたら、
We say ‘Glad to see you back!”
という答えが返ってきてしまうかもしれません。
でも、この表現は長い旅から帰ってきた人にしか使いません。
いわゆる、日本語の日常的な’お帰りなさい’と同じように
使ったら、笑えますよね。
What should I say when my child come home?
(子供が帰宅した時に何と言えばよいでしょう?)
と訊けば
Oh, we just say ‘Hello dear’ and
we might ask ‘How was your day?’
(ん~、ただ、Hello dear と言って、
どんな日だった?って訊くわ)
というふうな返事を得ることができ、’お帰りなさい’に
マッチする英語がないことに、気づきます。
【What can/should I say when ~(situation)?】
という表現の situation を英語で表現するのは、
確かに難しいかもしれませんが、
不完全、あるいは間違いを含む説明でも
何となく、察してくれることが多いものです。
なにより、○○○って英語で何というのですか?という質問で
得る答えはすぐ忘れてしまいがちですが、
苦労して訊いて得た答えは、
的確なものを引き出す確率が多い上に定着もいいものです。