人気商品が店頭に並ぶと、人が群がってその商品を入手しようとします。そんな争奪戦が好きな人も、多いような気がします。「早い者勝ち」という考え方は、もちろん英語圏にもあります。
「早い者勝ち」「先着順」を英語で言うと?
「first-come-first-served basis」を使います。
「first served」:「最初に応対される」
「basis」:ここでは「原則、基準」
インターネット上では頭文字をとって、「FCFS」と略されることがあります。
例)They sell these goods on a first-come-first-served basis.
「彼らは、基本的に早い者勝ちで商品を売っています。」
例)We will sell these items tomorrow on a first come-first served basis.
「私たちは明日、これらの商品を原則先着順で売り出します。」
item:ここでは「商品、製品」
「限定商品」を英語で言うと?
「限定」と名付けると、人の心はあおられるようです。限定商品だからこそ、手に入れたい、という感じでしょうか。早く手に入れないと、なくなってしまうのではないかと急かされる感じがするのかもしれませんね。
「限定商品」は、「exclusive merchandise」や「limited product」のように言います。
「exclusive」:ここでは「唯一の、制限された」
「limited」:「限定された」
「merchandise」:「商品」
英語では、「商品」を表す英語はたくさんあります。色々なバリエーションを楽しんでください。
「先んずれば人を制し、遅れれば人に制せられるを」英語で言うと?
これは、古くからの日本のことわざですね。他の人よりも先に行動を起こせば、人を抑えて自分が有利になる、という考え方です。「早い者勝ち」と同じ意味ですので、英語は「早い者勝ち」と同じ表現になります。
「First come first served.」です。
「急がば回れ」を英語で言うと?
「早い者勝ちだ!」と意気込んで何かを手に入れようと急いで行動したことで、その商品を手に入れることができたとします。その後、よくよく考えてみたら、「こんなはずじゃなかった。」と後悔するようなことはありませんか?
または、急いで何かを行ったせいで、失敗してかえって遅くなってしまう、という場合もありますね。
特に、後者の意味で使われるのが「急がば回れ」です。
英語では、「Make haste slowly.」と言います。
直訳をすると、「ゆっくりと急ぎなさい。」です。
「haste」:「急ぐこと」
私はせっかちなので、よくこのようなことがあります。「せっかちな」を英語にすると、「impatient」です。これは、「気が短くて我慢できない」という意味です。
「早い」を別の言い方では、「active」で、これは「素早い」「機敏な」となります。捉え方の違いで良い意味と悪い意味に変化することが面白いですね。できれば、「active」だと言われたいです。