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英会話のレッスンをしていると、よく出てくる表現があります。
その中でも「○○の料金は……」とか、「△△の使用料は……」や、
「××の入会金は……」などという表現がよく出てきます。
そんなとき、同じ「料金」という言い方でも
使い分けなければいけません。
ここでは、そのことについてその基本的なものをご紹介します。
「電車の運賃は260円です」は、
The fare is 260 yen.のように、
<fare>を使います。
fareの原義は「行く」で、
「交通機関の運賃、料金」という意味を持っています。
「往復料金」は、
(米)the round-trip fare、
(英)the return fare、
「特急料金」はthe express fareとなります。
「基本料金」は、the base fareです。
食事をした時の支払いで、
「サービス料は含まれていますか?」と聞きたいときは、
Is the service charge included?
のように、<charge>を使います。
ついでに、「追加料金」のことを<surcharge>と言います。
chargeの原義は「車に荷を積む」で、
「(支払い・責任などの)負担を負わせる」という意味を持っています。
そこから「各種のサービスに対する料金、経費、使用料、手数料(for)」
という意味の時に使われます。
次に、「謝礼、授業料」についてです。
「私は彼に5,000円の謝礼を支払った。」は
I paid him a fee of 5,000 yen.
で、<fee>を使います。
feeの原義は「封建時代の封土、領地」で、
「医者・弁護士・家庭教師などの専門家に払う
謝礼、報酬、入場料、授業料、入会金」という意味の時に使われます。
「私は10,000円の入会金を支払った」は、
I paid the 10,000 yen entrance fee. のように言います。
「先生への謝礼は1カ月6,000円です。」は
The teacher’s fee is 6,000 yen a month. となります。
<rate>は、「(主にサービスの)料金、値段
→郵便・広告・ガスなどの料金」のことを言います。
原義は「数えられた部分」で、
「割合、率」という意味で知られている言葉です。
「ガス料金」は、gas rateで、
「水道料金」は、water rate、
「電気料金」はelectric rateです。
<toll>は、
「(道路・橋などの)通行料、(湾岸などの)使用料」の意味があります。
高速道路にあるETCはelectronic toll collection system
「道路通行料自動徴収システム」の略です。
「料金所」はtollgateと言います。
上記全て、pay a fare [charge, fee, rate, toll]という使い方ができます。
それぞれの言葉の原義を知っていると、
使うときに思い出しやすいと思います。