今や無くてはならない存在となった「不織布マスク」ですが、私が若い頃(1980年~90年代)はあまり見かけませんでした。
「不織布」ではなくて、「ガーゼマスク」が一般的でした。
あの「あべのマスク」がそれです。
若いころから花粉症だったので、ガーゼマスクをしていたのです。
このマスクは何度も洗って使えますから重宝しました。
気づいたら、いつの間にか「不織布マスク」が普通になっていました。
不織布マスクの流行
では、「不織布マスク」はいつ頃から一般的なものとなったのでしょうか。
2001年ころからこの不織布マスクが店頭に並び始めました。
その後、新型インフルエンザなどの流行により、多くの日本人がこのマスクをすることが一般的になりました。
今回のCOVID-19(coronavirus disease 2019の略)の感染予防のために、世界中の人たちがマスクをするようになりましたね。
「不織布マスク」を英語で何という?
「不織布マスク」は、「non-woven mask」「unwoven mask」です。
woven(ウォウヴン)は、「weave(ウィーヴ)(織る、作る)」の過去分詞で、「織られた」「作られた」という意味です。
「non-woven」「unwoven」は、「織られていない」つまり「不織の」という意味です。
「使い捨て不織布」は「disposable non-woven mask」と言います。
「disposable」は「使い捨ての」です。
「マスク」は、「mask」だけでは通じない
「マスク」は、「mask」だけでは通じません。
「mask」は、名詞では「覆面」「仮面」「美顔用パック」、動詞で「仮面をかぶる」「本性を隠す」などの意味になるので注意しましょう。
風邪の時などにつけるマスクは「face mask」です。
別の言い方で、「surgical mask」「サージカルマスク」というものもあります。
「surgical」は、「外科医の、手術の」という意味ですので、「外科手術用マスク」となります。
筆者がアメリカに行ったときのマスクエピソード
そういえば、数年前に私がアメリカへ行ったとき、このようなことがありました。
“Why are you wearing the surgical mask?
You look like a surgeon.”
「なぜあなたはマスクをしているの?
外科医みたいよ。」
と現地の知人にからかわれてしまいました。
なるほど、今回のコロナウィルス禍になる前までは、日本人以外はあまりマスクをしているのを見たことが無いですね。
海外では、外科医か、風邪をひいて咳が出る人以外はマスクをしていませんでした。
今回のコロナウィルス禍で状況ががらりと変わりました。
「手作りマスク」は「handmade mask」
不織布マスクが店頭から消えた時、ありあわせの布で手作りマスクを作りました。
「手作りマスク」は「handmade mask」です。
「マスクバブル」も崩壊し始めて、やっと購入しやすくなりました。
これからもしばらくは、non-woven maskや、handmade maskが手放せないのでしょうね。