英作文のデメリット

目次

こんにちは。英会話ビギン講師のユキコです。

本日のテーマは

スピーキング上達のコツ ~
‘英会話の練習で’英文を書くこと’ に潜む危険’

についてです。

英会話レッスンを受けている皆さん、
フリートークでうまく話せない時、
あらかじめ話す事を考えていくことはありますか?
あるいは自分で書いた日記を題材にフリートークすることはありますか?

ここで、要注意‼

文章を予め考えてから話そうとすることには
デメリットもあるのです。

書いてきた日記を題材にフリートークをする時も、
日記を見ずに話した方が良いのです。

文章を作る = 文法事項の復習に効果的だが、会話力向上には繋がらない

その心は、、、

会話力は話し相手とのやり取りの中で伸びていきます。
なので、事前に書いた文章を見ながら話すことに、
デメリットはあってもメリットはありません。
自分の書いた文を’読んでいる’のであって、
‘話し’ているのではないのです。
自分の書いたことに縛られてやりとりが
うまくいかなくなることがしばしば起こります。

従って、文章を作る作業は、
本当に初歩の時に主語+動詞+目的語といった正しい語順を身につける時や、
ある特定の文法(関係代名詞、仮主語など)を使う練習をする時に限定しましょう。

フリートーク苦手意識克服法

■ テキストにある同様のトピックのダイアローグなどの口頭練習を積んで、
口慣らしをすると共に話の展開の仕方を身につけ、頻出の単語を覚えるよう意識しましょう。

■テキストのダイアローグをヒントに、自分の話したいことについて、
文章ではなく、キーワードを考えます。

例)トピック: Best vacationについて話す。

キーワード

訪れた場所の名前、天気 (great weather, windy, humidなど)、
旅行中にやったこと(went sightseeing, went shopping, visited a museumなど),
食べ物に関する言葉(spicy ,fatty, heavy,など), 
自分の感想(exciting, interesting,  a great timeなど)となります。

windy= 風が強い 
humid= 湿度が高い 
fatty= 脂肪分が多い 
heavy= ボリュームがある

レッスンでは、これらのキーワードを見ながら話します。
文を作ること自体をあまり意識するのでなく、
話し相手とのコミュニケーションに集中することがポイントです。

フリートーク後、講師に指摘された間違いや
講師から提示された改善点はノートに取って後で復習するようにしましょう。

ここでのポイントは、

■話している時は間違いをおそれないこと

■テキストで新しく出会った表現や、講師から提示された新しい表現を
出来る限り’使おう’と意識すること

の2点となります。
この2点をおさえれば回数を重ねるごとに表現の幅を広げることができます。

英作文は英会話そのものの練習にはならない

ということを忘れずに、英会話を楽しんでくださいね。