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日本では、1年に2回、「衣替え」というものを行います。
学生や企業でも、6月頃に冬服から夏服に、そして10月頃に夏服から冬服に替えます。
ただし、北海道や沖縄では多少ずれることもあるかもしれませんが……。
この「衣替え」は、古くは平安時代の宮中行事から始まったと言われています。
特に強制的に行われるものではありませんが、
日本人の知恵の一つとして行われるものなのでしょう。
さて、この「衣替え」を英語で言うとどうなるのでしょうか。
seasonal change of clothing(季節の衣服替え)
changing one’s dress for the season(季節のために~の服を替えること)
「私は明日、衣替えをします。」
I’ll change my wardrobe for the new season tomorrow.
(新しい季節のためにワードローブを替えます)
「6月1日は夏の衣替えの日です。」
We change into summer clothes on the first day of June.
「冬服から夏服に衣替えしました。」
I put away my winter clothes and took out my summer clothes.
put away:「しまう」「片付ける」
take out:「取り出す」
衣替えの時には、断捨離のチャンスです。
この「断捨離」という言葉が登場してからしばらく経ちますが、私はこの言葉が気に入っています。
山下ひでこさんが著書の中で使った言葉です。
生活の中で必要のないものを捨てて、新しいことを生活の中に取り込むエネルギーを迎え入れるのに役立ちます。
不要なものがたまっている状態では、新しいものが入る余地がありませんからね。
この「断捨離」を英語にしてみたいと思います。
この言葉はまだ英語の辞書には載っていないと思います。言葉を色々と探ってみましょう。
取り除く:getting rid of
断つ:cut out、cut off、sever
散乱物、がらくたの山:clutter
捨てる:throw away、throw out、discard、dump
離れる:depart、get away、abandon
これらの言葉の中から吟味してつなげてみます。
getting rid of the clutter in my life
「私の生活の中のがらくたの山を取り除くこと」
で、如何でしょうか。
「断捨離」は、洋服だけではありません。
大きなものだと家具や電化製品、小さなものだと本や文房具、小物など……。
いろいろと考えられます。
捨てるときには、「それにときめきますか?」ということを基準にすると良いそうです。
購入したときには高価なものでも、今の自分にとって不要なもの、ときめかないものは捨てる対象にすると良いのです。
古物に縛られてばかりいると、新しいものが入ってくる余地がありませんよ!