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I cut my hair at the beauty salon.はどのような意味になるのでしょうか?
I cut my hairは、「私は自分の髪の毛を切った」です。
美容院で自分の髪の毛を切る人は、自分ではなく
美容師さんではないでしょうか?
そこで、通じる英語にするには、「髪の毛を切ってもらった」にします。
「~してもらう」は、【get+目的語+done】や【have+目的語+done】を使います。
このgetやhaveのことを使役動詞と言います。
「私は髪の毛を切ってもらった。」は、
I got my hair cut. あるいは、
I had my hair cut. となります。
このように、自分でできないことを人にお願いして何かをしてもらうときに
getやhaveを使います。
getとhaveの使い分けですが、getの方がどちらかというとそのことをしてもらう意気込みが強い、
つまり積極性が強い場合に使われるようです。
たとえば次のような文です。
「私たちは明日までにサーバーを点検してもらわなければならない。」は、
We must get our server checked by tomorrow.
となり、その気持ちが強いことを表します。
その逆に、次のような場合は、getではなくてhaveを使います。
「昨日歯を抜いたんだ。」は
I had a tooth out yesterday.
これをgotに置き換えてしまうと、抜きたい気持ちが強かったことになってしまいます。
ただ、たいていの場合は、そこまでの細かな違いを理解する必要は無いのではないかと思います。
ほとんどが、getとhaveを同じように言い換えできる、と考えて良いと思います。
使役動詞は、このgetやhave意外にもあります。letとmakeです。
letは【let+人+動詞原型】で「~(人)に…させてやる」
「~(人)が…することを許可する」という意味で、目的語になった人物が
そのことを「したがっている」時に使います。
Let me go there. 「私に行かせてください。」
は、私が行きたがっていることを表します。
Let me see that. 「それを見せてください。」
ビートルズの有名な曲、Let it be. は、「それをそのままにしておきなさい」
「なるがままにさせておきなさい」という意味なのですね。
次にmakeは、【make+人+動詞原型】で「~(人)に~させる」で、
letとの違いは、後ろに来る人物がそのことをしたがってはいない場合に使います。
He made me go there. 「彼は私にそこへ行かせた。」
は、私は行きたがってはいないことを表します。