「オレオレ詐欺」って英語で何て言う?

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「オレオレ詐欺」という言い方は、
マスコミが作り出した造語だと思いますが、
このようなものを英語にするとどうなるのでしょうか。

まず、「オレオレ」自体を英訳しても仕方がありませんので、
他からアプローチしてみます。

「詐欺」は「scam(skæ’m)(スキャム)」や
「fraud(frɔ’ːd)(フロード)」と言います。

では、「オレオレ詐欺」はどうでしょうか。
別の言い方にすると「振り込め詐欺」ですね。
「銀行間振り替え」のことは、
「bank transfer(træ’nsfəːr)(トランスファー)」と言います。
bankは「銀行」、transferは「移動させる」「移す」という意味です。
ここから、「Bank Transfer Scam」と言うことができます。

最近の「オレオレ詐欺」は手が込んでいて、
複数人で巧妙に企んで、両親や祖父母を狙うようです。
私の知り合いにもこの詐欺に引っかかりそうになった人がいますが、
電話の声が自分の息子の声に聞こえたと言っています。
突然の電話に驚いてしまい、
脳の状態がトランス状態(trance)になってしまうようです。
「trance」とは、「意識朦朧、茫然自失、昏睡状態、夢うつつ」の状態を指します。
このような緊急の人の状態を利用するところから
「emergency(imə’ːrʤənsi)(イマージャンシー) scam」と言うこともできます。

最近の「振り込め詐欺」は、
このような「オレオレ詐欺」のように電話で「オレだけど……」と言うタイプと、
メールで偽の請求をしてくる場合とがあります。

このような「架空請求詐欺」は、「billing fraud」と言います。
この場合の「billing」は「請求書」です。

「オレオレ詐欺」のように、1つの言い方だけではなく、
いろいろな言い方ができるものがあります。
日本語から英語にするときは、直訳だけではなく、
その意味や内容を考えてみるとたどり着くことができるものが多くあります。

人の弱みにつけ込む商いをする輩がいます。
どのような詐欺があるのでしょうか。
そのほんの一部を見てみましょう。

「医療費請求詐欺」は「medical billing fraud」

「通話料請求詐欺」は「phone billing fraud」

「オークション詐欺」は「auction fraud」

「保険金詐欺」は「insurance fraud」

「契約詐欺」は「contracting fraud」

みなさん、くれぐれも詐欺商法には気をつけましょう!!