目次
こんにちは。英会話ビギン講師 新宿エリアのタカシです。
英語のスタイルといえば、アメリカ英語とイギリス英語、
この2つが代表的なものと考えられています。
おおまかにこの2つのスタイルを説明すると、
まず、アメリカ英語はカナダ(音声)やメキシコ、フィリピンなどに浸透していて、
イギリス英語はオーストラリア、カナダ(語彙)、ニュージーランド、
インド、ヨーロッパ諸国に浸透しています。
結論からいって、
どちらのスタイルの英語がいいとは決めることはできません。
あなたが普段接する英語環境に合わせるのが得策ですが、
特にまだリスニングでこの2つのスタイルの違いを
ご自分で明確に認識できない段階であれば、
あまりえり好みはしないほうがよいでしょう。
なぜなら、
「アメリカ英語はわかるが、イギリス英語はわからない」
という状態になってしまうと、
最初から英語の世界の半分を
シャットアウトしてしまうことにもなりかねないからです。
もちろん、ちょっとした単語の使い分けや、
発音の違いなどを勉強することは有効です。
なので、最終的には2つともわかるのが理想的です。
さらに、最近では映画やメディア、
そして何よりもインターネットの影響で、
この2つの英語の住み分けもあいまいになってきている部分があります。
たとえば、英語圏のアマゾンのサイトで書評などを読んでいると、
もう本当に「どのレビューをネイティブが書いていて、
どれがノンネイティブのものなのか」はわかりにくい状態です。
日本語のネイティブの文章でも
「わかりやすく書けている文章」と「わかりにくい文章」があるように、
英語のネイティブだからといって必ずしっかりとした
「ネイティブらしい文章」が書けているとはいえません。
ノンネイティブ同士の英語のやりとりのほうが、
ローカル性を排除した環境で会話ができるため、
特殊な語彙を絡めずに、
汎用性の高い語彙の範囲でお互いコミュニケーションがとれて
心地がよいともいえます。
*グロービッシュなどの発想も、
ネイティブがノンネイティブ同士のビジネス会話に入り込めない
危機感から生じた「立場逆転」からきているコンセプトです。
このような理由から、
私達も「アメリカ英語だけ、イギリス英語だけ」とするのではなく、
偏りのないように意識して学習するほうが、
国際的に活躍し(たとえ日本から一歩も出なくても今は可能です)、
視野を広めるためにもよい結果をもたらしてくれるでしょう。
*といいつつも、個人的には英国の黒人が話すような
「乾いた響き」が好きだったりもします。
この辺はあくまで趣味の問題ですね。