英文法レッスン: almost と mostの違い

目次

良くある間違い:’almost’ と ‘most’ の違い

まずは、以下の例文1と2をご覧ください。

例文1

Almost young people like AKB 48.

Almost students hate homework.

Almost Japanese people love sushi.

例文2

Most young people like AKB 48.

Most students hate homework.

Most Japanese people love sushi

上の文はそれぞれ、

ほとんどの若い人はAKB48が好きだ。

ほとんどの学生は宿題が嫌いだ。

ほとんどの日本人は寿司が好きだ。

と言いたいのですが、どっちが正しいでしょう?

答え

例文2が正解です。

なぜでしょう?

ポイント

1.almostについて

almostは形容詞としての用法はなく主に副詞として使われるので、
例文1のような文章で名詞に直接つけることはできません。

意味としては‘ほとんど’という意味なので、
主に‘100%’を意味する形容詞や副詞の前に使われます。

例)

I almost always get up at six in the morning.

(私はほとんどいつも6時に起床する)→always=いつも(100%)

Almost all the students didn’t finish the homework.

(ほとんどすべての生徒が宿題を終わらなかった。)→ all=すべての(100%)

I go to the gym almost every day.

(私はほとんど毎日ジムに行く)→everyday=毎日 (100%)

従って上の文はそれぞれ、

Almost all the young people….
Almost all the students…
Almost all the Japanese people….

とすれば、OKとなります。

2. mostについて

一方、’most’は、形容詞(ほとんどの)の用法があるので
冒頭の例文のように名詞に直接ついて
‘ほとんどの~’と意味することができるのです。

*most のもうひとつの用法

Mostにはもうひとつ、代名詞としての用法もあり, 次のように使うこともできます。

例)

Most of the young people like AKB48.

Most of the students hate homework.

Most of the Japanese people love sushi.

注意!!

almostには代名詞の用法はないので

Almost of the young people…

Almost of the students…

Almost of the Japanese people…

という文章は作らないようにしましょう!!!

まとめ

■almost =almost+all, always, everyday など

副詞として使われるので、ほとんどの、という時は名詞に直接つけず、
all, always, everyday などと一緒に使いましょう。

■most = most+名詞 / most of + 名詞

形容詞、代名詞として使われるので、
ほとんどのという時は
most+名詞
あるいは
most of 名詞 の形で使います。