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英和辞書を引くと、たくさんの意味が書いてあることがよくあります。
たとえば、【address】を引いてみると、
名詞だけでも以下の様な意味があります。
1,宛名、住所
2.アドレス、宛先
3.《ゴルフ》アドレス、構え
4.呼び掛けの言葉
5.挨拶、演説
6.〔他の人に対する〕話し方、態度
7.処理の手際よさ、優雅な扱い方
8.〔恋人に対する〕思いやり、求婚
このほかに動詞としての意味もあります。
このまま列挙するのも味気ないので、気になる方は辞書で確認してみてください。
ここで、5.の「演説」に注目します。
「演説」といえばspeechがすぐに浮かぶと思います。
今回はaddressを使って「演説」や「演説をする」という言い方の例を考えてみましょう。
*名詞としてのaddress
「開会の挨拶」→opening address
「施政方針演説」→policy address
「力強い演説」→powerful address
「大統領の演説」→presidential address
*動詞としてのaddress
「聴衆に演説を行う」→address an audience
「会議で挨拶をする」→address a meeting
addressが登場したときに、どうも「住所」とは違う意味だ、と思ったら別の意味も調べてみましょう。
次は【bar】です。
barといえば、何のことを考えますか?
「飲み屋」の「バー」を思い出したのは私だけではないと思います。
この言葉には次のような意味があります。
1.棒、棒状の物
2.柵、鉄格子 (通例bars)
3.横に長い台、カウンター
4.バー、酒場、飲み屋
5.〔法廷内の傍聴席を仕切るための〕手摺
6.法廷、法廷弁護士、裁判、被告席
7.《音楽》小節(線)、砂州
8.制約、障害
9.帯、縞、筋
以上は名詞ですが、動詞としての意味もあります。
これらの意味を全て覚える必要はありません。
「飲み屋」という意味だけでは無いということを知っておくと恥をかかずに済みます。
最後に【party】です。
partyは「社交的な会合」としての「パーティー」という意味がありますが、他にも以下の様な意味があります。
「政党」「一行」「団体」「参加者」「加入者」「関係者」など……。
「政党」という意味でのpartyはこんな感じで使われています。
「自由民主党」→the Liberal Democratic Party
「民主党」→Democratic Party
もう一つ、partyで覚えておいた方が良いのが以下の表現です。
How many are in your party?
これは、お店に入ったときに聞かれる「何名様ですか?」という意味です。