同じスペルでも種類(品詞)が違い
その働き(意味 使い方)の異なる単語があります。
toもその一つです。
今日は二つのtoを紹介します。
今回の目的は
『二つのtoのそれぞれの意味をしり、その使いわけをすること』
使う時のルールを確認しながら参りましょう。
二つのto(前置詞と不定詞)
↓
1つ目のto(前置詞)
(1) 意味「~へ」 向かう方向を示す
(2) 使う時のルール:向かう場所がtoの後に来る。
2つ目のto(不定詞)
(1) 意味「~するために」 行動の意味 目的をあわらす
(2) 使う時のルール:すること(=行動)がtoの後に来る。形は常に原形です!
1つ目と2つ目のtoを以下の例文で見ていきます。
例文
「私は 日本語を学ぶために 日本に来ました」
※ came=来た(come=来る の過去) 学ぶ=learn
最初のtoは「1つ目のto(前置詞)」です。後にはJapan(=日本)が来ていますね。
I came to Japan. は「私は日本に来た」と訳せます。
この時のtoは「~に」という意味で 場所へ向かうto
toの後には 行った「場所(土地の名前)」を置きます。
次のtoは
「2つ目のto(不定詞)」to learn Japanese.=「日本語を学ぶために」
この時のtoの意味は「(~する)ために」 行動の意味、目的をあらわします。
する、というのは行動ですから toの後には 行動をあらわす言葉を置きます。
今回は「学ぶ=learn)」 原形です。
ここまで いかがでしょう。
では以下に未完成の文がありますから 4か所穴埋めをし完成させましょう。
先に述べた例文や to(1)(2)の解説を参考にして下さい。
■ヒント:
toは二箇所必要です。
went=行った(go=行く の過去形) meet=会う my old friend=私の昔からの友人
「私は昔からの友人に会うために 沖縄に行きました」
■正解と補足
1. went
2. to
went to=~へ行く
このtoは場所 Okinawa(沖縄)の前にありますね。
意味は「(沖縄)へ」 と 行く方向をあわらしています。
3. to
4. meet
to meetの意味は「(会う)ために」
行動の意味、目的をあらわします 。meetは原形ですよ!
いかがでしたか。
toそれぞれの意味と働きの理解は深まりましたか。
2つの「to」~前置詞と不定詞:まとめ
toには目的や行動の結果を表す「~するため」「~すること」また 方向性を示す「~へ」という二つの意味があります。一文で同時に使うことは それぞれの役目が際立ち理解が定着します。