英語学習インタビュー　～旅行英会話を身につけたい！～

今まで海外旅行に行く時は、いつも『トラベル英会話』のハンドブックを持ち歩き、
買い物やレストランなどの場面に応じて移動中に使いそうな文章を頭に叩き込んで、
何とかやり過ごしていました。
(見栄っ張りなので本を見ながら話すのは抵抗が有りまして…)　
もちろん使用した後は綺麗さっぱりと頭から消えていきました。
次の場面の文章を頭に叩き込まないといけない為、
余計なものはドンドン消していかないとキャパシティオーバーになるので…。

ええ。『話せるようになりたいな』とはずっと思っていましたが、
取りあえずこの方法で何とかなっていたので、
得意の『まいっか』で何年もずるずるときていたのですね。

ところが、バリのエステでうっとりとお姫様(？)気分を味わっていた時に、
エステティシャンのバリ人がなんやかんやと英語で話し掛けてきたんです。
エステのフロントでは、頭に叩き込んであった丸暗記文章で切り抜けた私ですが
《エステティシャンに世間話しを持ち掛けられる》というシチュエーションまでは載っていませんでした！
パニくった私はしどろもどろになり、お姫様から一気に気の弱い庶民に。
エステティシャンも黙り込みました…。

はい。そんな気まずい空気が流れている中で、
隣の日本人女性がやはりエステティシャンに話し掛けられていたのです。
フツウのおばさんにしか見えなかったその女性に私は同情しました。
『かわいそうに…。でも仕方ないのよ。私達は日本人ですものッ』　
ところがッ。その女性はフツウに英語で答え出したのです！
『え？何？何？英語ってもしかして常識？私って非常識？』
…そう思った私でした。
そしてこの悔しい（悲しい？）出来事が本格的に英語を勉強することになったきっかけです。

もちろん。抵抗＆障害しかなかったと言った方が早いです。
中学一年生の英語ですらきれいさっぱり忘れていましたから。　
忘れていたと言うか、昔からあまり勉強していなかったので。

レベルゼロです。
自分の頭で文章を作ることが全く出来ませんでした。
(どんなに　簡単な文章であってもです)

真っ白なところから、先生に委ねてしまいました。テキストもなにもかも。
一番初歩からのスタートをお願いして。
そして、週末だけでも英語で日記をつけるという方法を提案されて実行してみました。

まず、テキストでは『へぇ～ッ』って思うことが毎回あります。
今まで旅先で使っていた丸暗記文章は、こういう仕組みで成り立っている文章だったんだな。と
今更気づいたり…。
今までは本当に簡単な文章でも、自分の頭の中だけでいざ作る、
というかとっさに口にするとなると頭の中が真っ白になり
金魚のように口がパクパクしていました。
中学や高校でも「日本文を目で見て、英文を書く」ということしかしてこなかったし。
だからテキストで簡単な文法の仕組みを教えていただいた後に
先生が可愛いカードを次々にめくって行き、
そのカードをパッと見て文を答えるという方法は楽しいです。
『自分で喋ってる』と言う感覚が味わえるので。

宿題の日記ですね～。これはもう、自分で考えるより他にないので必死ですね。
その日記を次回のレッスンで先生に聞かせるわけですから何としても書かなくては！と、なりますね。
旅行中は『帰ったら今度こそ英会話勉強しよう！』と決意しても
成田に着くとすっかり決意を忘れてしまっていた私にとって最適ですね。
週末がいつも海外旅行みたいなもので。（笑）
もし、聞いてもらうことが無く、自分だけでつけているのであれば
私にはこの方法は続かないと思います。
夏休みの絵日記も最後にまとめて書いていたぐらいなので…

はい、勉強の中で一番楽しいのは、
大好きな海外ドラマ『フレンズ』の
DVDを使いながらの勉強です。
全部何度も見ているのでストーリーは頭に入っているから
音声・字幕ともに英語にして楽しんでます。
通販で買ったダイエット用の器具で運動しながら(笑)
字幕は、簡単な会話以外の長いセンテンスは
もちろんDVDの速度にはついていけません。
なので、フレンズファンの方が作っているサイトを利用して
英語字幕のスクリプトをプリントアウトして、
じっくり読んでいます。
週末にお風呂の中で半身浴しながらとか…。
ふにゃふにゃになりますけど。
職場でのランチタイムにはご飯食べながら
子供用の英会話サイトで英語ゲームを楽しんでます。
通勤の電車の中では、簡単な英会話CD聞いてます。
自宅に居る時間が少ないので全部、『～ながら』なんです。私。

バリのエステの門をたたく。
そして今度こそ真のお姫様に！…と言うのは冗談で、一人旅がしたいですね。
この年になると、なかなか友人と日程があわせづらい。
けれども行きたい場所は沢山有るので。

普段の生活があまりにも忙しくて、はじめたくてもとびこめない人、多いと思います。　
でも、『無』と『完璧』の間には色々な段階があると思うので完璧に学習しようと気負わずに、
はじめてみるだけで『無』から一歩踏み出せると思います。多分…。　
それに、とっても楽しいですよ(＾‐＾)