優子先生 イギリスに5年間滞在し帰国後、英会話講師となってから20年以上、大手スクールでのマネージャーもつとめました。 会話と資格対策クラスを受け持ちたくさんの生徒さまを担当。 楽しく、わかりやすく、いつの間にか英語でしゃべっていたと思えるようなレッスンを心がけております。 |
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指導エリア | JR常磐線 松戸~北千住エリア |
講師経験 | マンツーマン英会話講師講師27年、スクール英会話講師21年 |
指導可能クラス | 日常英会話、ビジネス英会話、旅行英会話、文法、TOEIC 等 |
資格など | Cambridge First Certificate合格 |
動画で見る!優子先生のレッスン
積上げ式の英会話で楽しく上達していきましょう
いつの間にか考えずに口から英語が出てくる!
たくさんの生徒様を教えた経験のある超ベテラン先生です。
長い経験があるからこそ、詰め込みすぎは消化不良になり、NGであると心得ていらっしゃいます。
ターゲットを絞って、一つずつ積み上げながら確実に上達していく【積み上げ方式のレッスン】が優子先生のレッスンの特徴です。
先生のバックグランドや、英語との関わりを教えてください
最初に英語で話すという事を意識したのは、
高校生の時に通ったアメリカンスクールの先生たちが
主催していた英会話クラスでのレッスンでした。
自分の意志を英語で伝えるという事をした事が
なかったので、何度もまず主語それから動詞、
目的語と順番を間違えないように、
頭の中で文章を作ってから口に出していました。
それでも恥ずかしくて、先生としゃべる時に
口を覆いながらしゃべっていたら、
先生が優しく私の手をどけたのを覚えています。
その初めての会話クラスで思った事は、
自分の思っている事をまず相手に伝えようとする姿勢が
大事なのではという事です。
結婚後に5年間住んだイギリスには、
植民地だったインドからたくさんの人たちが移住していましたが、
インド人がしゃべる英語は発音が独特で
お世辞にもクィーンズイングリッシュとは言えず、
とても聞き取りにくいものでした。
でもそんな事を彼らは全然気にせず、
「英語はやさしいから、すぐ覚えられるよ。」と言い、
堂々としゃべっているのです。
その頃に通った英語学校にもいろいろな人種の人達が通っていましたが、
イタリアやスペインの学生達の発音もその国独特の訛りのあるもので、
文法的にもめちゃくちゃな英語でした。
でもその学生達もそんな事お構いなしに機関銃のようにしゃべるのです。
その時にもコミュニケーションをとるという姿勢を考えました。
日本人はとにかく完璧を求めすぎるし、
間違える事を気にし過ぎると思います。
日本に来ている外国人達がしゃべっている日本語が少し違っていたとしても、
私達はそれを責めたりはしない筈です。
むしろ日本語を話そうという努力に感嘆する気持ちの方が
強いのではないでしょうか。
私達が英語をしゃべる時も同じ事が言えると思います。
母国語ではない言葉をしゃべるのだから間違えて当たり前、
たどたどしくなるのが普通です。
外国人達はたとえ単語を2つ、3つしか知らなくても、
「僕は〇〇語をしゃべれる」と胸を張って言います。
日本人も間違いながらでも、
もっと堂々と英語をしゃべってもいいと思うのです。
講師となってからたくさんの生徒さんにお会いしましたが、
どなたも最初は自信がないので声が小さく、
殆どの方がおどおどとしゃべります。
レッスンが終わってから日本語でお話ししますが、
単語を区切りながらゆっくりで良いので大きな声でしゃべる事、
間違えた時ほど覚えていく事、
「私のしゃべる英語を理解できないあなたの方が悪い」
というぐらいの気持ちを持ってしゃべって大丈夫ですよと指導をしています。
レッスンの回数を重ねて行くと自分の発話に自信がでてきて、
それに伴って皆さんしっかりと英語をしゃべられる様になります。
また海外旅行にいらしても、
「外人としゃべる度胸ができました」と感想を伝えて下さいます。
その成長していらっしゃる過程を見ていられるのは、
講師としてとても幸せな事だといつも思っています。
これまでの担当した生徒様のカスタマイズ例を教えてください
■目的:
日常で英語を使うチャンスはそれほどない方ですが、
好奇心旺盛で英語にもチャレンジしてみたいと思われていました。
■レベル:
超初心者で、I→am She→is という段階から始めました。
■レッスン内容:
最初は中学生用の文法ドリルを使っていましたが、
ドリルでは、be動詞、動詞という様に
単元毎に別れていますが、
その単元では理解ができても、どういう時に動詞を使うのか、
また進行形に変わるのかなどの変化がつかめていらっしゃらないようでした。
それでまず一文毎の変化を把握して頂く事にしました。
例えば
「私はゴルフをします。」
→「私は今ゴルフをしています。」
→「私は昨日ゴルフをしました。」
→「私は来週ゴルフに行きます。」
→「私はゴルフをした事があります。」
というように、一つの文章がどういう変化をするのかという事を、
その生徒さんが良く使いそうな表現を選んでまずノートに書いて行きました。
始めた頃はは前回のレッスンで書いた物を見ながらではないと
文章の組み立てが思い出せないようでしたが、
段々に短い時間で一通りの流れを作る事ができるようになりました。
書く事がスムーズにできるようになったら、
日本文だけを見て、現在形から現在完了形までの英文を
口に出してみる事を試しました。
それができるようになったら、ノートを閉じ、
私が日本語を読みそれを英語に変換するというところまで進めます。
現在もまだレッスンを続けていらっしゃいますが、
だいぶ英語に変換するのも慣れていらしたようで、
着実に英語脳ができていらっしゃるのではと感じています。
これまでどのように英語を身につけてきましたか?
また、今、先生が行なっている勉強法を教えてください
学生時代の英文購読の授業が、
英文の文章構成の理解に
とても役立ったと思います。
主に小説でしたが、課題図書を1時間の授業で
10ページ以上翻訳をさせられ、
先生が次々と生徒を当てて訳させるのです。
確か1週間に3回この授業があったと思うので、
他の授業中も英文購読の予習をしなければこなし切れなかった覚えがあります。
短い時間で多読をしたので、自然に長文でも理解ができるようになりました。
日本語でも同じですが、
読書量が増えると文章の読解能力が高くなると思いますし、
文章力もついてくる筈です。
また同じ単語を何度も目にしていれば、
自然にボキャブラリーも増えていきます。
スピーキングに関しては、
ロンドンで通った語学学校のレッスンがとてもユニークなもので、
その学校独自のテキストには、
いろいろな質問と答えのパターンが
最初のページから最後のページまで載っているだけです。
レッスン中はそのテキストでさえ見る事ができません。
答えは省略形ではなく、質問のままの文章で答えるというものでした。
例えば “Do you study English twice a week?”という質問があれば、
答えは普通“Yes, I do.”で終わってしまいますが、
そのテキストの答えは
“Yes, I study English twice a week.”というように
質問された文章をまた自分でも繰り返さすというものです。
レッスンは講師が質問を2度繰り返し、
生徒が答えるというパターンでえんえんと1時間続いて行きます。
レベルが上がるに連れ、質問の内容も高度に文章も長くなって行き、
講師の質問するスピードも上がって行きます。
文法も全部この方式で勉強をしました。
これで自然に単語の並び方を習得させ、母国語を経由する事なく、
英語を聞いて英語で返すという習慣を定着させるのです。
この方法を続けて半年ほど経った頃に、
「あ、英語が自然にしゃべれるようになって来た。」という
感覚を体感しました。
今も続けていることとしては、
英語の口語の単語力と表現を増やしたいので、
映画のスクリプトを読んでいます。
見た事のある映画ですと内容も把握できていますし、
DVDもあれば、スクリプトを読んで映画を見てという繰り返しで
Natural Speedなスピーキングのリズムも習得できますし、
リスニング力もついて来ます。
英語の上達アドバイスをお願いします。
英語の勉強というのは、
何も机に向かってテキストを開いてするという事だけには限りません。
例えば、自分の家に置いてある家具や小物を全部英語で言ってみる、
あるいはスーパーにお買い物に行った時に並んでいる
野菜の名前を英語でいいながら買い物をする、
電車に乗っている時に回りの人達の服装や行動を英語にしてみるなど、
日常生活のなかにいろんな英語力強化のヒントが転がっていると思います。
毎日少しでも英語で考える時間を作り、
これは英語でどう言うのだろうという疑問を持って頂きたいとお伝えしています。
また生徒さんの中には、
英語を使うチャンスがないとおっしゃる方もたくさんいらっしゃいますが、
その時には独り言で2役をやってみましょうという提案をします。
例えば、その生徒さんがお母さんで、娘さんがいらっしゃるとしたら、
その日にしゃべった簡単な会話を英語に置き換えて
母親役と娘役の両方を一人で口に出してみるとおもしろいと思います。
そして次回レッスンにいらした時に、
ご自分が発見した新しい単語、または作られた会話を発表して頂きます。
与えられた物や架空の状況というのは忘れてしまうのも早いので、
何よりも自分の生活に密着している、
また興味のある事柄を選びながら英語学習に繋げて頂きたいと思います。
資格試験を目指している生徒さんには、
早く自分の弱点を見つけるようにとアドバイスをしています。
前置詞が苦手、仮定法が今一つ把握できない、
リスニングになると緊張してしまうなど、
ご自分のウィークポイントは皆さんわかっていらっしゃると思います。
苦手な事というのはどうしても避けてしまいがちなので
わからないまま放っておきがちですが、
スコアを伸ばすには弱点を克服するしかないのです。
克服する為にも自分がそれを苦手という事を早く自覚しなければいけません。
でも苦手箇所を集中して学習している内に必ず理解できるようになり、
自信がついてきます。
そうすると試験中も落ち着いて受験できるようになり、
余裕が出てくるようになります。
宿題や自宅学習のサポートをされていますか?
初心者の生徒さんは、
会話の文章を考えてもそれが本当に正しいものなのか
わからないとおっしゃいます。
疑問に思った事やどう言えばいいかわからない時は、
すぐにメールで質問して下さいといつもお伝えしています。
疑問の浮かんだ時が頭に入るベストタイミングなので、
次回レッスンまで延ばさずに、
できるだけ早く質問して頂くようにしています。
資格試験対策には、日本人が間違いがちな表現をまとめて
問題形式のものを作っています。
例えば、
A. I cut the paper by scissors.
B. I cut the paper with scissors.
というように、
正しいものを選んでもらい前置詞の使い方を習得して頂きます。
文法書を読むだけでは残っていきませんが、
どちらだろうと考えるだけで定着していくものです。