Q:どんなレッスンをされていますか?
英語での感覚を日本語で解説しながら練習していきます。
例えば、下の二つの文はそれぞれそんな場面で使われ、どんな違いがあるでしょうか。
I eat breakfast.
I am eating breakfast.
大人の脳みそは理屈を理解すると応用が効くようになるので、伸びが速くなります。
まずは理屈を日本語で理解し、その上で応用の練習を英語で行っていきます。
仕事などで必要とされている方には、
基礎文法とビジネスシーンでのロールプレイを平行して行います。
日常会話などを習得されたい方には、テキストだけでなく
必要に応じた様々なロールプレイや表現の練習も行います。
表現が増えていくにしたがって、英語の時間を増やしていきますが、
困った時はいつでも一時停止し、
日本語に切り替えて解説を行います。
発音・イントネーションの改善も、
独自のメソッド「ひらがな発音」であっという間に聞きやすい英語にしていきます。
Q:これまで教えた経験の中で一番印象に残った出来事を教えてください。
生徒様の携帯電話に仕事の電話がかかってきて、
目の前で英語でやりとりをしているところを聞いたときはとても嬉しかったです。
とても流暢に受け答えができており、驚きました。
やはり目的意識の強さは成果と比例するようで、
レッスン中の細かい指導もしっかりメモして
次回には自分のものにしている姿は本当に印象的でした。
Q:レッスンで心がけていることはありますか?
「徹底的に生徒が主役!」ということを常に念頭に置いています。
プラス、大きな訂正はできるだけ最小限にとどめています。
表現は好みがあり、自由であり個性の一部だと思いますので尊重したいからです。
ただし、意味や内容がそれてしまう場合は厳しく直していきます。
Q:講師をしていてよかったなと思うことはなんですか?
やはり成果を感じることができた実体験を教えていただいた時とても嬉しく思います。
海外出張先で英語が苦にならなくなった、
会議で英語で発言することができるようになった、
外国人に道案内をすることができた、
など小さなことでも生徒様からご報告を受けるとやっていてよかったなと思います。
もちろん成果はご本人の努力によるものが大きいのですが、
それでも力になれたと思うとやりがいを感じます。
Q:ご自身はどうやって英語を身につけたのですか?
私は留学・インターン先がマンハッタンだったので、アメリカ人だけでなく、英語が母国語ではない人々の中で英語の基礎を学びました。
間違うことをお互いに許容できる環境では気負いなく学ぶことができました。
帰国後も外資系の企業で様々なアクセントの英語の中で生活し、試行錯誤しながら身につけてきました。
勉強 →即実践 →更なる疑問 →勉強 ・・・ の繰り返しが有効でした。
ただボキャブラリーを増やすにしても、必ず例文を自分で作るなどして
実際に使うところを想定しながら覚えました。
Q:英会話上達のコツがあれば教えてください。
まずは苦手意識と遠慮を横に置くことです。
日本人が英語を話せるようになるのに越えなければいけない壁は三つあると私は考えます。
1. 語順の壁
2. 完璧主義の壁
3. 気恥ずかしさの壁
センテンスを構成する単語を並べる順番が、日本語と英語では、ほぼ間逆です!
まずはこれが壁となって文を作るのにとても長い時間がかかってしまいます。
さらにそこに間違えたくないという強い気持ちや気恥ずかしさが加わり、
発言するのを諦めてしまったりします。
まずは「間違えてもいい」「間違えても恥ずかしくない」と、
意識して決心するだけでも変わってくると思います。
そして毎日数分でも英語に触れ続けること。
決して焦らないことだと思います。Rome wasn’t built in a day!
Q:これから英会話をはじめようと思っている生徒さんへ一言!
英語を学ぶ課程では、言語習得だけではなく
たくさんのこと学ぶことができると私は思います。
読むもの聞くものが広がって、関わりあう人々も
日本語だけで交流することができる人数の何百倍にも増えるはずです。
「言語はコミュニケーションツール」であることを忘れずに、
何のため・誰のために勉強したいのか、是非情熱を持って取り組んでいただきたいと思います。