陽子先生 2001年から3年間オーストラリアで過ごしました。 現在は英会話講師と観光ガイドの仕事をしています。 英語は【実践】【慣れ】【継続】です。この積み重ねで上達する方をたくさん見てきました。 初心者の方から上級者の方まで、レベルにあわせて丁寧に指導させていただきます。 |
Q:講師をはじめたきっかけについてお聞かせ下さい。
以前から英語が好きで、将来は英語を使った仕事をしようと考えていました。
企業でスポーツ用品の並行輸入に携わった後、転職の機会が訪れた為、
前から興味のあった英会話学校の講師になりました。
それから3年以上が経ちますが、
始めた頃よりも英語講師という仕事が大好きで、
一生の仕事にしていこうと思っています。
Q:どんなレッスンをされていますか?
英語を話す上では、やはり基本的な文法が重要です。
文法が難しいから英語が嫌い、と言う方。
文法はそんなに難しくありません。
こんな私でさえある程度できるようになったんですから(笑)。
地道に練習すれば、だれでも英語が話せるようになります。
教科書では、「関係代名詞」など、
わざわざ英語が嫌いになるような文法用語で説明されていますよね。
そのような用語は一度端に置いておいて・・・。
私のレッスンでは、授業ごとに一つの文法を取り上げ、
身近な例文をたくさん使いながら、英語と日本語を混ぜて説明。
その後、文章を正確に作る練習をたくさんします。
そして、自分で言いたい文章をつくれるようになった後、
「今日の文法はいわゆる『関係代名詞』だったんですよ。」とお伝えすると、
「えー!これが関係代名詞だったの?こんなに簡単だったっけ?!」となります。
普通の外国人の方は、自分が喋っている英語の文章を文法用語でいうと、
たいていの場合何なのか知りません。
でも喋れます。
それは文法として頭で知っているわけではなく、
英語の文章を作るルールが体に染み付いているからなのです。
このルールは、反復練習を積み重ねることにより必ず身に付きます。
受験のように、問題を解くために文法を学ぶのではなく、
自分の言いたいことを伝えるために文法を学んでほしいと思っています。
文法と並び大事なのが、発音です。
文法が完璧でも、発音やアクセントの場所が間違っているとなかなか通じません。
英語特有の音や、単語のつながり方などをわかりやすく、
丁寧に解説し、一緒に徹底的に練習します。
上記の「文法」と「発音」に特に重点を置き進めていきます。
レッスンの基本の流れ(若干変わることもございます。)
【0-10分】先週の復習
【10-15分】今日の単語
【15-25分】文法解説+反復練習
【25-40分】テキストを使用した音読練習
【40-55分】応用練習(最初はヘルプを出しますが、だんだんヘルプを少なくし、
最終的にはご自分で言いたい文章を作れるように指導します)
【55-60分】質疑応答
Q:これまで教えた経験の中で一番印象に残った出来事を教えてください。
印象に残った出来事と言うよりは、
印象に残った方になってしまいますが・・・。
その生徒さんは、毎週欠かさず英語で日記を書いてきてくださり、
私が添削しコメントを書いてお返ししていたので、交換日記のようでした(笑)。
女性の方だったのですが、ご主人との仲睦まじい様子や、
日によってはご主人と喧嘩したことなども書いてあり、
その方の生活が目に浮かぶようで、毎週楽しみでした。
日記を続けるにつれて、同じミスをすることが極端に減り、
ライティング力だけではなく、スピーキング力も非常に伸びたのには驚きました。
その後私の担当クラスの変更が決まった際、
「私、これからも陽子先生と頑張っていきたいんです。」と言って、
わざわざ既存の契約を解除して
私のクラスに変更して下さった時には本当に嬉しく、また光栄に思いました。
この方にお会いできたことが、
私の講師経験で一番印象的で、素敵な出来事です。
Q:講師をしていてよかったなと思うことはなんですか?
たくさんの方と巡り会えることです。
私はもともと英語が好きで、
人と話すことが好きなので英語講師という仕事が大好きです。
毎週のレッスンを楽しみにしていますし、
生徒さんとだんだん仲良くなれるのが本当に楽しいです。
そして、生徒さんから学ばせていただくことが多いのも、講師の醍醐味だと思います。
Q:ご自身はどうやって英語を身につけたのですか?
とにかくありとあらゆることをしました。
中学1年生の最初の英語の授業でビートルズの「Hello Goodbye」を聞いて衝撃を受け、
そこから長い長い英語人生がスタート。
中学生の時はとにかくビートルズの曲をたくさん聴き、
知らない単語を辞書で引いたり・・・
(でも今考えると誤訳ばかりでした・・・)。
あとは、中学校3年間NHKの基礎英語をやりました。
高校生の時は、近くの教会でアメリカ人の宣教師の方が教えてくれる
無料の英会話に通いつつ、アルクの1000時間ヒアリングマラソンをやりました。
高校卒業後すぐにオーストラリアに語学留学。
現地ではなるべくたくさんの人と英語でしゃべるよう心がけました。
留学中は毎日英字新聞を読みました。
その後通訳・翻訳を学び、3年後帰国。
日本では、仕事で英語は使っていたものの、
忙しくあまり勉強はできなかったので、少し英語力が落ちたと思います。
これではいけない!と思い、ハロー通訳アカデミーに通い、
通訳ガイドの資格を取りました。
最近では講師とガイドを兼業しているので、
仕事の準備を英語の勉強だと思い、気を抜かないようにしています。
最近は「イングリッシュジャーナル」を定期購読しています。
Q:英会話上達のコツがあれば教えてください。
外国語なんだから間違ってもいい!わからなくてもいい!と思い、
ミスを恐れないことです。
また、わからないときには、必ず聞き返すことが大事だと思います。
わからないのにYesと言わない。
まず上手な聞き返し方を身に付けることです。
日本語でも聞こえなければ「何て言ったの?」といいますよね。
それと同じで、わからなくても堂々と、
「なんて言ったのですか?」
「もう一度おっしゃって下さい。」と言えばいいだけのことです。
外国人の方が日本語で「わからなーい」と言ってきたら、
もう一度、ゆっくり喋ってあげますよね。
それと同じで、私たちが聞き返して不快な顔をする方は極まれです。
やはり最終的には、人と人とのコミュニケーション。
わかっているふりをする必要はなく、
わからないことを恐れずどんどん聞ける人は伸びると思います。
Q:これから英会話をはじめようと思っている生徒さんへ一言!
英語は勉強ではなく、世界の人たちとコミュニケーションをとるための道具です。
英語を知れば知るだけ、世界への扉は大きく開かれます。
英語で話し、英語を話す人の言っていることを理解する楽しさを
一人でも多くの方に知っていただくお手伝いができれば、
こんなに幸せなことはありません。一緒に頑張りましょう♪