Yuko先生

定員に達してしまいました
誠に恐れ入りますが、こちらの先生のスケジュールは定員に達してしまい新たなレッスンの受け入れが難しい状況です。

Q:どんなレッスンをされていますか?

「先生、もっと厳しくして!宿題も出して!小テストも毎回出して!」と仰る生徒さんにはその通りにし、「そんなにきっちりきっちりやるの、やめてよ。ここに来たときぐらいのんびりさせて」(??)と仰る生徒さんには、そのようにのんびりと、世間話、Free
Talk中心のレッスンをしたこともあります。大学受験を目指す生徒さんと、一生懸命一緒に受験勉強をしたこともあります。

しかし、基本的にはこのパターンです。

(1)最初の1~10分ぐらいは、互いの近況報告。私がWhat’s new?と聞いたときに、Nothing
specialやThe usualだのと言っておしまいにすることは禁じます。「昨日の夕食はハンバーグだった」「字が上手だと上司に褒められた」「さっき、転んだ」など、どんな小さなことでもいいので話していただいております。

(2)次の10~20分ぐらいは、宿題チェックや小テスト。

(3)次の10~30分ぐらいは、教科書に沿った勉強。一人でできるところは、できるだけ宿題にし、双方向的な学習のみにします。

(4)最後の1~30分ぐらいは、ディスカッション。お互いに関心のある記事を用意しておき、要約、質疑応答、話し合いをします。

初心者の方は(2)(3)を中心に、ある程度自信のある方は(1)(4)にたっぷり時間をとるといいのではないかと思います。私個人は、(4)が大好きです。初心者の方でも、ある程度日本語を使っても構わないので、この社会で起きている様々な事象について、語り合おうではありませんか! そして、貴方の見解を世界に向けて発信してください。

Q:これまで教えた経験の中で一番印象に残った出来事は?

大阪のシルバー英会話教室で教えていたときのこと。お年寄りを対象とした教室だったのですが、どう見ても30代か40代と思われるお若い方が、「シルバーでーす♪」と仰って来られていたのには、笑ってしまいました。そこまでして来てくださるんだと思って、嬉しかったです。

Q:レッスンで心がけていることはありますか?

双方向性を何よりも心がけています。私自身も、他の言語などを習いに行くと生徒になります。そこで先生が話しているばかりで、私は聞いているか、ノートを取るだけ、なんて授業になると、うんざりしてしまいます。「先生、私にも喋らせてよ。リピートでもいいから、とにかく声を出したいんだけど」と思わず言いたくなるような、そんな授業だけはやりたくないです。日本人はリスニングの学習が一番好きということですが、リスニングは家で一人でもできます。テレビもCDもDVDもインターネットもありますから。レッスンでなくてはできないことをやりましょう。

Q:講師をしていてよかったなと思うことはなんですか?

やはり成果が目に見えたときです。 全く話せなかった人が、話せるようになっているのを見たとき、「英検に受かった!」と報告を受けたとき、「オーストラリアに研修に行ったら、あたしの英語が一番通じたんで、みんなに頼りにされた」と報告されたとき、「やった!やったー!」と、もう本当に嬉しくなります。でも別に私が頑張ったのではなく、生徒さんが頑張っただけなんですが。頑張る人の傍らにいられるのは光栄です。

Q:ご自身はどうやって英語を身につけたのですか?

私自身は本当に身についているという確信は今でももてていません。身についているらしいという成果は国連A級など色々ありますが、一体どこまでのレベルをそう呼べばいいのか全く曖昧ですし、身についたと言ってしまったら、これから努力しなくなるような自分も怖いものがあります。

二歳から小学二年までと中学三年の途中から大学入学まで、英語圏でない外地で育ちました。幼稚園は現地校、高校はアメリカンスクール。そのほかは日本人学校か日本の学校です。

15歳のときから一年ぐらい英国人の先生に週に二回個人授業を受けたせいか、英国なまりがあるそうです。私は当時、この英国人の先生が好きで好きで、この人とたくさん話をしたくてたまらなかったのです。レッスンでは、ドリル(substitution
drill)をやったあとで、フリートークをするだけだったので、ともかくドリルをさっさと終わらせてフリートークに入ろうと、一生懸命予習をしました。フリートークのためのネタや下調べも頑張りました。あとは、高校で授業についていくために予習復習したことと、とにかく友達が欲しかったので、頑張って話しかけたことぐらいです。(でも、話しかけるだけでなく、話しかけられるためには、もっとおしゃれしておけば良かったのにと、今になって思います。)

高校で、授業についていくための予習というのは、今思うと、偏執狂的なことをやっていました。教科書をざっと読んだあと、知らない単語を全てノートに書いて、調べて、全部覚えてから、もう一度教科書を読む。すると、すごく頭に入るのです。この勉強法は、かなり楽しかったのですが、知らない単語が少なくなってくると、あまり楽しくなくなりました。

Q:英会話上達のコツがあれば教えてください。

英語ではなく英会話であれば、相手がいれば上達するでしょう。相手のことが好きなら、もっと上達するでしょう。だから人間を好きになることが、英会話に限らず、会話上達のカギだと思います。

Q:これから英会話をはじめようと思っている生徒さんへ一言!

大丈夫ですよ!