目次
10月になると街中にお化けカボチャや魔女の絵柄を見ることができます。
でも、ハロウィンって一体何なのでしょうか。
英語では、Halloweenと書きます。
Halloweenとは、キリスト教の聖人の祝日11月1日の「万聖節」の前夜祭のことなのです。
「万聖節」は、All St.’s Dayと言って、全ての聖なるものがこの地上に集まる時とされています。
聖なるものが天から降りてくるときに、悪なるものも一緒に降りてくると言われています。
この悪なるものが私たち人間に悪さをしないように、魔除けのたき火をしたり、
仮装して人間であることを隠すようになったのです。
それが、今のように仮装をするようになったいわれです。
今まではお化けや魔女、フランケンシュタイン、ドラキュラなどが人気でした。
最近は、そのようなもの以外にも、人気アニメやキャラクターのコスプレが主流になりつつありますね。
Halloweenにはお化けカボチャが切っては切れない存在です。
これは英語でJack-o’-Lanternと言います。
「ジャックのちょうちん」ですが、なぜジャックという名前が付いているのでしょうか。
昔々、アイルランドにジャックという嘘つきで悪いことばかりする男がいました。
ジャックは悪魔をだまし、悪魔から「地獄へ行かなくて済む契約書」を手に入れました。
寿命が来てジャックが死にました。ジャックは悪いことばかりしたので、もちろん天国には行けません。
また地獄へ行くと、この「地獄へ行かなくて済む契約書」のおかげで地獄にも入れません。
天国にも地獄にも行けないジャックは、真っ暗な道を手作りのちょうちんを持って行ったり来たりする霊になってしまった言うお話しです。
このときに作ったちょうちんは、カブをくりぬいてその中に石炭の明かりを入れて作ったものでした。
当時のアイルランドでは、カブがたくさんとれたのです。この話がアメリカへ伝わって、カボチャになりました。
むかし、昔のケルト族に伝わるお話しでした。
ハロウィンの季節になったら、このお話しを思い出してくださいね。